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煉瓦亭 : ミニ英和和英辞書
煉瓦亭[れんがてい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

煉瓦 : [れんが]
 【名詞】 1. brick 
: [かわら]
 【名詞】roof tile 

煉瓦亭 : ウィキペディア日本語版
煉瓦亭[れんがてい]

煉瓦亭れんがてい)は、東京都中央区銀座にある洋食レストランであり、いくつかの洋食メニューの元祖とされている〔http://www.ginzanews.com/report/1162/ 銀座新聞ニュース] 『「洋食」というジャンルを作ってきた店であるだけに、洋食の先駆けとなった品がずらりと並ぶ』〕。
== 概要 ==
1895年(明治28年)創業の老舗洋食屋である。創業者は木田元次郎叔父。現在の豚カツオムライスカキフライエビフライハヤシライス、これら代表的洋食メニューのほか、食事の提供の仕方「皿にライスを盛る」着想を考案したとされているが、異論もある(各料理記事を参照)
〔おがた硯峯「食べ物初めて物語」Amusebooks〕
〔岡田哲『とんかつの誕生――明治洋食事始め』講談社[講談社選書メチエ]、2000年 4062581795
〔『とんかつ フライ料理 人気店のメニューと調理技術』旭屋出版ムック 2009年 4751108182
〔『とんかつ・コロッケ雑学帳』旭屋書店 料理と食シリーズ12〕
小菅桂子『にっぽん洋食物語』新潮社、1983年〕
〔「食に歴史あり洋食・和食事始め」〕。
明治時代、洋食メニューとの組み合わせは西洋諸国に習った「パン」であった。しかし利用者から「パンよりを食べたい」との要望があり、「皿にライス」という日本ならではの工夫を凝らし提供したとしている。これは茶碗でナイフ・フォークでは食べづらいためである。そこからフォークの背にライスをのせて食べる慣習を作ったとされている。
また同じように付け合せにも温野菜が使われていたが、これをキャベツの千切りに置き換えトンカツ(当時は「カツレツ」と呼んだ)と盛り合わせた。これは日露戦争でコックが徴兵されてしまったので手間を省くために、「キャベツの一夜漬け」からヒントを得て食べやすい千切りとして提供を始めたことが始まりとしている。安くてソースにあう、という事も大きな理由である。トンカツも、「カツレツ」そのままでは「味がくどい」と日本人には不評であったため、ドミグラスソースではなくウスターソースをかけることにしたところ好評で、これがその後定番となった。
オムライスは元々は賄い料理であり、手早く作れる料理として溶き卵、ミンチ、玉ねぎ、ライスを混ぜ合わせてフライパンでふっくら焼き上げた料理であったが、客からの要望によりメニューに取り入れた(当時は、一般的なオムライスとはやや異なる。詳しくはオムライスの項目参照)。1901年、煉瓦亭の従業員が食べていた賄い料理を見た利用者から食べたいと、問い合わせを受けたことがきっかけで、オムライス、ハッシュドビーフアンドライスがメニューに登場したという。その後、銀座の料理仲間と調理法を工夫し、現在のオムライスが誕生した。
ハッシュドビーフアンドライスも、ハッシュドビーフアンドライス・ハッシュドライス・ハヤシライスへと名称を変更しながら受け継がれている代表的な人気のメニューの一つ。煉瓦亭の三代目は「日本橋丸善が元祖ではあるが、あれはチャプスイに近い」とし、ドミグラスソースでハヤシライスを作ったのはここが発祥であるとしている。〔『明治・大正を食べ歩く』PHP新書の三代目インタビューより〕
メニュー登場の経緯は、客から「従業員が食べていた賄い料理を食べたい」とのリクエストがきっかけとなった料理が多い、という特徴がある。

現在の煉瓦亭の店舗は、1964年(昭和39年)に建てられたものである。
* 設立 ‐ 1895年(明治28年)
* 所在地 ‐ 東京都中央区銀座三丁目5-16 煉瓦亭ビル
* 煉瓦亭オーナー 四代目 ‐ 木田明利


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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