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照葉樹林 : ミニ英和和英辞書
照葉樹林[しょうようじゅりん]
(n) evergreen (glossy-leaved) forest
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照葉樹林 : [しょうようじゅりん]
 (n) evergreen (glossy-leaved) forest
: [よう, は]
 【名詞】 1. leaf 
樹林 : [じゅりん]
 lignosa, forest
: [はやし]
 【名詞】 1. woods 2. forest 3. copse 4. thicket 
照葉樹林 : ウィキペディア日本語版
照葉樹林[しょうようじゅりん]

照葉樹林(しょうようじゅりん、laurel forest)とは、森林の群系の一種で、温帯に成立する常緑広葉樹林の一つの型を指す。構成樹種にの表面の照りが強い樹木が多いのでその名がある。
転じて、深緑色をしたカクテルの一種にもその名が使われている(グリーンティー・リキュールを参照)。
== 成立条件 ==
赤道付近の熱帯の多雨地帯では、常緑広葉樹林が成立し、熱帯雨林と呼ばれる。一方、これよりも緯度の高い温帯では、冬季の寒さが厳しい地域では、樹木は冬を落葉によってしのぐが、寒さがそれほど厳しくない(最寒月平均気温が5℃以上)地域では葉を落とさず、そのまま次の年も使う事になるので、常緑広葉樹林が成立する。しかしながら、葉を冬も維持し続けるために、寒さに対する対策として、熱帯多雨林のものより、葉が小さく、厚くなる傾向がある。
このような温帯常緑広葉樹林には2つのタイプがあり、一つは地中海地方に見られる硬葉樹林である。夏期に雨が少ないため、葉を堅くしてそれに対応した樹木(硬葉樹として典型的な有用樹種としてコルクガシオリーブイナゴマメ、硬葉樹林地域に分布し落葉する樹種としてアーモンドピスタチオザクロイチジクなど)からなる森林である。現在、自然植生としてはほとんど残っていない。
温帯常緑広葉樹林のもう一方が、照葉樹林である。夏期に多雨の暖温帯に成立し、葉は硬葉樹より大きく、表面のクチクラが発達して光って見えることからその名がある。元来は中国南西部から日本列島にかけて広く分布しており、概ねフォッサマグナ以西の西日本山地帯以下、関東地方南部の低地 - 低山帯北陸地方東日本の低地、東北地方の海岸部(特に日本海側)は、本来この種の森林に覆われていたと思われる。ただし、照葉樹林を形成する樹木種のうちには落葉広葉樹もある。また、モミツガイヌマキナギなどの裸子植物も混入することが珍しくない。
なお、大西洋周辺では、照葉樹林は「ラウリシルバ」(; クスノキ類の森の意)と呼ばれるが、氷河の影響でヨーロッパから後退し、マデイラ島マデイラ島の照葉樹林世界遺産に登録されている。〕、アゾレス諸島カナリア諸島〔西部群島・ゴメラ島島頂部は「ガラホナイ国立公園」の名で世界遺産に登録されている。〕などマカロネシア島嶼区、アトラト山脈北稜(モロッコアルジェリア)にわずかに残るに過ぎない。
日本列島最大の照葉樹林地帯は「綾の照葉樹林」(宮崎県綾町)で、2012 年、ユネスコ生物圏保護区(ユネスコエコパーク)に指定された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「照葉樹林」の詳細全文を読む




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