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熊本県立熊本高等学校(くまもとけんりつ くまもとこうとうがっこう, Kumamoto Prefectural Kumamoto High School)は、熊本県熊本市中央区新大江にある公立高等学校。略称は「熊高」(正式にはクマコウ、一般には熊工との区別のためクマタカと呼ばれる)。 == 概要 == ;歴史 :1900年(明治33年)に熊本縣中學濟濟黌より分離開校した熊本縣中學第二濟濟黌を前身として創立。2010年(平成22年)に創立110周年を迎えた。 ;建学の精神・校風 :「士君子」〔熊中・熊高100周年 、青年江原会〕たるの修養を目標とし、徳性、智能、体力ともにすぐれた人物の養成を図る。「士君子」とは、熊中末期の戦時中には、“士=さむらい”と解されていたが、現在の熊高では、「国際社会にリーダーシップを発揮する能力と異質な文化に対する柔軟な心を備え、いついかなる時も品位ある態度を堅持することのできる人間」のことを指す。現在は、同校教育が目指す人物像を"スクール・アイデンティティ"として「深い自己理解のもと、個性を生かし、社会に積極的に関わっていく、自立した個人」と明示している。 ;校訓 :凡ソ本校ノ生徒タル者ハ誠實心ヲ秉リ礼敬身ヲ持シ 善ヲ爲スニ勇ニ 過ヲ改ムルニ敏ニ 己ニ克チ慾ヲ制シ 身體ヲ錬磨シ艱苦ニ耐忍シ專ラ修學ニ勤メ 敢テ小成ニ安ンスルコトナク 日夜淬砺シテ士君子タルノ修養ヲ完ウシ國家ノ忠良タルコトヲ期スヘシ 此志ヲ堅持シテ移ラサル之ヲ立志ト請ヒ 此志ヲ実行シテ倦マサル之ヲ篤行ト請フ 諸子其レ立志篤行 以テ本校敎育ノ主旨ニ副ヘヨ ;校章 :1903年(明治36年)に制定。三つ葉銀杏を背景に、旧制中学校時代は「中」の文字を、新制高等学校になってからは「高」の文字(旧字体)を置く〔制定前は、前身である済々黌の桜の花を校章に使用していた。〕。銀杏をモチーフに用いたのは、初代校長の野田寛が、大和魂を象徴する桜に対して銀杏を「肥後魂」の象徴としたことに由来する。 ;校歌 :旧制熊本中学校時代の1910年(明治43年)に創立10周年を記念して制定。 作詞は池辺義象(京都帝国大学講師)、作曲は岡野貞一(東京音楽学校(現・東京芸術大学)助教授)によるもの。新制高等学校発足後も継承された。 ;日課 :1校時を65分間としている。月・水・金曜日は各65分間の5時限授業。火曜日は6時限授業。木曜日は5時限授業の後に50分のLHR(ロングホームルーム)。 ;制服 :男子は一般的な黒の詰襟学生服で、両袖口に1本の白線を織り込んだ黒地の蛇腹織リボンが縫い付けてある。女子の制服は、上下とも紺色のセパレートタイプのブレザーで、スカートには同校の校章を模したバックルを有するベルトが付属する。 ;交流 :1996年(平成8年)より、イギリスのパブリックスクールであるイートン・カレッジと定期的な交流を行っている。毎年、生徒から希望者を募り、夏季休暇中に3週間ほどカレッジ内に滞在させ、地元学生との交流〔熊本県立熊本高等学校|イートン校交流までの歴史 〕を図っている。同校ではこの行事を「イートン校サマースクール」と称している。かかる費用は、平成22年度は約60万円ほどである。また、1999年(平成11年)より、熊本県立済々黌高等学校との間で年に1度の野球対抗戦が行われている。 ;同窓会 :同窓会の名称は「江原会(コウゲンカイ)」と呼ばれる。名称は「大江源頭」に因む。県外への進学者も多いことから、東京、東海、関西、福岡などに地区江原会、また、熊本地区の青年に限定した江原会として「青年江原会」もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「熊本県立熊本高等学校」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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