|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 燭 : [ともしび, しょく] 【名詞】 1. (1) light 2. lamp 3. lamplight 4. (2) (unit, obs.) equiv. to candela ・ 竜 : [りゅう] 【名詞】 1. (1) dragon 2. (2) promoted rook (shogi)
燭陰(しょくいん)は、古代中国の地理書『山海経』の巻17「海外北経」に記載のある、中国の神。 == 概要 == 北海の鍾山(しょうざん)という山のふもとに住む神で、人間状の顔と赤い蛇のような体を持ち、体長が千里におよぶとされる。 目を開けば昼となり、目を閉じれば夜となる。吹けば冬となり、呼べば夏となる。飲まず食わず息せず、息すれば風となるという〔。 中国の神話学者・何新は、燭陰の住むという鐘山を大地の最北極と論証し、北極圏以北の夏と冬の昼夜の交代、またはオーロラが神格化されたものが燭陰だとしている。また中国の考古学者・徐明龍は燭陰を、中国神話の神である祝融と同一のものとし、太陽神、火神でもあると述べている。 文献によっては、『山海経』の「大荒北経」にある神・燭竜(しょくりゅう)と同一視され、前述の特徴に加えて燭竜の特徴を取り入れ、章尾山(しょうびさん)に住むもので、目が縦に並んで付いているなどと解説されている。この目の特徴は、原典に「直目正乗」とある記述を解釈したものだが、近年では、目が前に飛び出した様子を表したものとの説もある。 『山海経』は平安時代の日本に伝わっているため、この燭陰も日本に伝わっており、『今昔百鬼拾遺』『怪奇鳥獣図巻』などの妖怪画集にも記載がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「燭陰」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Zhulong (mythology) 」があります。 スポンサード リンク
|