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燼滅作戦(じんめつさくせん)とは、日中戦争(支那事変)中に日本軍の陸軍、特に北支那方面軍などが1940年8月以降、中国華北を中心に、抗日ゲリラ対策として抗日根拠地へ行ったとされる掃討作戦。北京語では「殺し尽くし・焼き尽くし・奪い尽くす」()の接尾文字「光」をとって三光作戦(さんこうさくせん)または三光政策(さんこうせいさく)と呼ばれている。主に共産党の八路軍根拠地に対して行われたとされる〔秦郁彦 編『昭和史20の争点 日本人の常識』文藝春秋(文春文庫)、2006年8月、134-135頁、137-138頁。〕。ただし、日本軍には「儘滅作戦」や「三光作戦」、「三光政策」といった作戦名はなかった〔中嶋嶺雄 編『歴史の嘘を見破る 日中近現代史の争点35』文藝春秋(文春新書)、2006年5月、118頁。〕。 == 概要 == 中国語での呼称である三光作戦は、1941年の『解放日報』に初出が見られるという(尚、当時の『解放日報』は、中国共産党の博古が責任者を務めている)。 日本では撫順戦犯管理所等に収容され、後に解放された中国帰還者連絡会が1957年にカッパブックスから出版した『三光』から、この「三光作戦」という呼称が広がった〔中嶋嶺雄 編『歴史の嘘を見破る 日中近現代史の争点35』文藝春秋(文春新書)、2006年5月、118頁。〕。 日本語では「三光(参照:Wiktionary)」と言うと三光鳥/サンコウチョウの呼び名などでも知られるように、大抵は「日・月・星」の三つの光を指して言う。かつては、三光汽船という名の会社も在り、現在でも企業名や学校名などに日・月・星から付けた「三光」という名が見られる。 日本では「儘滅作戦」という呼称を使用する者もいるが、この呼称について笠原十九司は、作戦名としては存在しないが、1940年(昭和15年)8月26日、北支那方面軍第一軍参謀長の田中隆吉少将が「敵根拠地ヲ燼滅掃蕩シ敵ヲシテ将来生存スル能ハザルニ至ラシム」と命令したことから来ているとしている〔日本軍の治安戦と三光作戦 - 笠原十九司〕。 「三光」との呼称が中国語であることなどから、中国やそれに同調する学者やマスコミによるプロパガンダであるという見方がある〔三光作戦とは何なのか 田辺敏雄 〕。。一方で、三光政策という呼称で歴史的事実とする立場もある〔「世界の歴史」編集委員会編『もういちど読む山川世界史』山川出版社(2009)p246,247〕。。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「燼滅作戦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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