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爆弾槽(ばくだんそう)は、軍用機の内部に設けられた爆弾の収納スペースのこと。 == 概要 == 初期の軍用機は爆弾を翼あるいは胴体の下にぶら下げていたので、移動中深刻な空力抵抗を受けた。そのため、軍用航空の設計者は、爆弾を機体内部に移動した。これにより抵抗が削減され、速度も確保できた。 ステルス技術の導入以前、爆弾倉は主に爆撃機に使用され、戦闘機や攻撃機は爆弾やロケット弾を翼や胴体からパイロンを介して装備した。しかし、一方で爆弾倉は構造が複雑化するため整備性や信頼性が悪く、コストも増大した。また、設計によっては機体強度の弱体化を招いた。加えて、開閉機構が故障した場合、任務遂行が不可能になるという弱点も浮き彫りとなった。そのため、Mk.80シリーズといった低抵抗爆弾が普及すると爆弾槽は廃れていった。しかしその後に開発された、超音速飛行を行うF-101、F-102、F-106は抵抗を減らすため戦闘機でありながら爆弾槽を装備していた。 しかし、爆弾槽は近年再び脚光を浴びている。主な理由は、レーダーによる航空機の探知をより困難にするために開発されたステルス技術によるものである。ステルス技術ではレーダー反射断面積を抑えることが必要となる。その際、外部にミサイルや爆弾を装備すると強く電波を反射してしまい効果が薄れてしまうため、爆弾槽に白羽の矢が立ったのである。その例としては、F-117、F-22、F-35がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「爆弾槽」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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