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爆発物探知機(ばくはつぶつたんちき)とは爆薬の存在を検出する装置全般を指す言葉である。 爆発物を探知する方法は大きく分けて二種類ある。 ;爆発物から出る揮発性のガスを採取する方式 :爆薬から出る揮発性ガスには主に以下のようなものがあるが、爆薬以外にもこれらの揮発性ガスを発する物があるため、誤動作しやすい、蒸気圧が低くガスが出にくい爆薬を探知しにくいという欠点を持つ。このため、現在では爆薬には全て製造時点で爆発物マーカーを添加することが義務化している。 :#爆発物マーカーとして爆薬に添加することが法律で義務化されている物質 :#ニトロセルロースとニトログリセリンなどから出る二酸化窒素 :#黒色火薬や硝安油剤爆薬などから出る二酸化硫黄 :#過塩素酸塩を基剤とするカーリット爆薬などから出る塩化水素 : *以下の装置がこの方式である。 : *化学反応式 : *電子捕獲型検出器 : *イオン易動度分光測定式探知器 : *広義の意味では爆発物探知犬もこの分類に含まれる。 : ;対象物の構成元素を調べる方式 :確実ではあるが、非常にコストが高く、取り扱いも難しい。 : *中性子後方散乱式爆発物探知器 : *電子線マイクロアナリシス分析器 == 化学反応式 == *爆薬から出る揮発性ガスと反応する試薬を用いる。 *利点 *低コストで小型軽量 *欠点 *使い捨て式で大量の検査には不向き。 *爆薬の種類ごとに試薬が必要であり、希ガスを試薬に取り込ませるために手間がかかる。 *感度があまり高くないため、蒸気圧の低いRDXなどの爆薬を検出することが困難である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「爆発物探知機」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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