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片山廃寺跡(かたやまはいじあと)は、静岡県静岡市駿河区大谷字片山にある古代寺院跡。国の史跡に指定されている。 駿河国国分寺の遺構に比定する説が有力であるが、ほかに地方豪族の氏寺の遺構とする説がある。 == 概要 == 静岡市市街地の南東方、有度山西麓にある古代寺院跡である。8世紀後半から10世紀前半(奈良時代後半から平安時代前半)にかけて営まれたと推測される〔境内説明板。〕。古くは江戸時代の『駿河国新風土記』において久能寺と結びつけて紹介されている〔。その後、昭和5年(1930年)の大谷街道整備の際に瓦と礎石群が発見されたことで古代寺院跡として認知され、小字名から「片山廃寺」と命名された〔。 遺構としては昭和23年(1948年)の第1次調査、昭和31年(1956年)の第2次調査により、金堂・講堂・僧房跡が確認されている。それらの発掘調査を基にして、この寺院を駿河国の国分寺とする説や、有度郡の豪族の氏寺とする説が挙げられている。塔跡が未発見であったこともあり国分寺説を否定する意見も挙げられているが、平成21年(2009年)の調査で塔跡と推定される版築が見つかり、国分寺の可能性を高めている。 寺跡は昭和40年(1965年)に「片山廃寺跡」として国の史跡に指定された。東名高速道路の高架下にあり、その中央を県道が通過するという悪環境下ながら、公園としての整備が進んでいる。また寺跡の南方約500メートルの地には、片山廃寺の瓦を焼いた宮川瓦窯跡群が残っている〔。この瓦窯跡群は昭和49年(1974年)に「片山廃寺跡瓦窯跡」として片山廃寺跡の史跡範囲に追加指定されている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「片山廃寺跡」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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