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片山 恭一(かたやま きょういち、1959年1月5日 - )は日本の男性小説家。 愛媛県宇和島市生まれ、福岡県福岡市在住。愛媛県立宇和島東高等学校、九州大学農学部農政経済学科卒業。同大学院修士課程を経て、博士課程中退。父は宇和島市役所の職員で観光課の仕事が長かった。多趣味の父に連れられ休日は山歩きや魚釣りなど自然の中で遊ぶ少年時代を送る。高校2年の時に脳腫瘍の疑いで倒れたことがあり、この頃触れた万葉集の解説書が文学を目指した原点だという〔朝日新聞「おやじのせなか」2008年6月29日〕。 高樹のぶ子も所属していた福岡の文芸同人誌『らむぷ』で活動。大学院在学中の1986年、『気配』で文学界新人賞を受賞しデビュー。しかしその後1995年の『きみの知らないところで世界は動く』まで作品が単行本化されない不遇の時期を過ごす。 代表作は、故郷の宇和島市を舞台にした『世界の中心で、愛をさけぶ』。2001年4月に出版され、2004年5月には発行部数が国内単行本最多記録の306万部となった。 また2012年1月25日発売の大石昌良のアルバム『31 マイスクリーム』では、片山自身初の作詞を手がけた〔「ナタリー - サウスケ大石昌良CDに堀込高樹、片山恭一、大江千里参加 」〕。 == 著作 == *『きみの知らないところで世界は動く』(新潮社、1995年、ポプラ社、2003年)のち小学館文庫 *『ジョン・レノンを信じるな』(角川書店、1997年)のち小学館文庫 *『DNAに負けない心』(エッセイ)(新潮Oh!文庫、2000年、光文社、2004年、「考える元気」に改題) *『世界の中心で、愛をさけぶ』(小学館、2001年)のち文庫 *『満月の夜、モビイ・ディックが』(小学館、2002年)のち文庫 *『空のレンズ』(ポプラ社、2003年)のち講談社文庫 *『もしも私が、そこにいるならば』(小学館、2003年)のち文庫 *『雨の日のイルカたちは』(文藝春秋、2004年)のち文庫 *『最後に咲く花』(小学館、2005年)のち文庫 *『船泊まりまで』(小学館、2006年)のち文庫 *『壊れた光、雲の影』(文藝春秋、2007年) *『遠ざかる家』(小学館、2008年)のち文庫 *『宇宙を孕む風』(光文社、2008年) *『静けさを残して鳥たちは』文藝春秋 2010 *『どこへ向かって死ぬか 森有正と生きまどう私たち』日本放送出版協会 2010 *『愛について、なお語るべきこと』小学館、2012 *『死を見つめ、生をひらく』NHK出版新書、2013 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「片山恭一」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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