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片切 為安(かたぎり ためやす、生没年不詳)は、平安時代末期の武将。片切景重(小八郎大夫)もしくは片切為遠(七郎)の子。信濃守源為公の玄孫にあたる。信濃国伊那郡片桐郷を本拠とする豪族・片桐氏の当主。仮名(けみょう)は太郎あるいは源二。 平治の乱で父景重が源義朝方に与して敗れたことから片桐の地は以後平家領となり20年数年に渡って所領を失っていたが、寿永3年(1184年)、源頼朝によって鎌倉に召し出され歓待を受け、旧領が返還された(『吾妻鏡』同年6月23日条)。 片切の太郎為安、信濃の国よりこれを召し出さる。殊に憐愍〔れんみん。「情けをかける、心をこめる」の意 〕せしめ給う。これ父小八郎大夫は、平治逆乱の時、故左典厩〔義朝のこと〕の御共たるの間、片切郷は、平氏の為収公せられ、すでに二十余年手を空うす。仍(よ)って今日元の如く領掌すべきの由仰せらると。 == 註 == 〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「片切為安」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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