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片渕 須直(かたぶち すなお、男性、1960年8月10日 - )は、日本のアニメーション監督、脚本家。日本大学芸術学部映画学科 国立東京芸術大学大学院講師。大阪府生まれ。 ==経歴== 千葉県立船橋高等学校卒業後、日本大学芸術学部映画学科映像コースにて、アニメーションを専攻する。この時池田宏、月岡貞夫の指導を受けており、池田の紹介で特別講師として来た宮崎駿と出会い、在学中から宮崎の作品に脚本家として参加する。在学中より片山雅博、はらひろし、角銅博之、飯田馬之介、ふくやまけいこ、山村浩二らと共にアニメーション・サークル「グループえびせん」に参加。 テレコム・アニメーションフィルム(藤岡豊)によるアニメーション映画『リトル・ニモ』(NEMO)の制作過程では、高畑勲監督版の演出助手、近藤喜文・友永和秀共同監督版の演出補佐、大塚康生監督版の共同監督(ストーリーとレイアウトを担当予定だった)を務める。 1989年、『魔女の宅急便』では当初監督として準備班を指揮した後、宮崎の現場復帰に伴い演出補に退いた。虫プロダクションで劇場用アニメ映画『うしろの正面だあれ』画面構成を務めた後、『魔女の宅急便』の参加スタッフで結成されたSTUDIO 4℃の設立に参画。『アリーテ姫』は「構想8年、製作3年」といわれており、『魔女の宅急便』直後から構想され始めていたことになる。 STUDIO 4℃で代表作『アリーテ姫』などを監督した後はマッドハウスに、さらにMAPPAに活動の拠点を移している。 1998年、『この星の上に』ザグレブ国際アニメーション映画祭入選、1999年アヌシー国際アニメーション映画祭特別上映。2002年、『アリーテ姫』東京国際アニメフェア長編部門優秀作品賞。 2007年11月、フランス・リール市で回顧展上映が行われ、『名探偵ホームズ』、『アリーテ姫』、『この星の上に』、『BLACK LAGOON』(双子編)、『エースコンバット04』(ゲーム中からサイドストーリー部分だけを抜粋して短編映画としたもの)、『魔女の宅急便』、および当時製作公表前の『マイマイ新子と千年の魔法』のメイキング映像が上映された〔http://www.manga-sanctuary.com/news/6830/sunao-katabuchi-a-lille.html〕。 2009年『マイマイ新子と千年の魔法』オタワ国際アニメーション映画祭長編部門入選。 現在は新作劇場アニメーション映画『この世界の片隅に』を制作中。 航空史の研究家として執筆も行っている。特に戦前日本の航空機メーカー史、航空機用塗料について造詣が深い。航空ジャーナリスト協会会員。 ノルシュテイン大賞審査員、飛騨メルヘン・アニメ映像祭審査員、文化庁アニメーションブートキャンプ講師、あにめたまご(文化庁若手アニメーター育成プロジェクト)講師を歴任。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「片渕須直」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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