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片茶 ( リダイレクト:緊圧茶 ) : ウィキペディア日本語版 | 緊圧茶[きんあつちゃ]
緊圧茶(きんあつちゃ)とは、茶葉を圧縮成形して固めた、加工された中国茶の茶葉の形状を表す言葉である。団茶、片茶、圧縮茶、固形茶とも呼ばれる。 == 概要 == 製茶の過程で茶葉を圧縮し固めたものである。緊圧茶に対して、ばらばらな状態の茶葉を散茶(さんちゃ)と呼ぶ〔。圧縮成形の工程が、茶を生産する工程に組み込まれている場合は、製茶された茶葉にさらに手を加える二次加工茶(再加工茶)〔二次加工茶の代表として、花茶や工芸茶等がある〕とは呼ばず、基本茶であると見なされている〔中国茶文化 22p〕。 茶の生産地は、そのほとんどが高地にある。茶が製造されだした当時の輸送技術で散茶を運ぶと、その途上で湿気を吸ったり、運搬中の衝撃で砕け散るなどの問題が発生した〔現在でも希少価値の高い茶は道路が整備されていない標高の高い場所で育成された茶樹の葉を材料にしている〕。また長期保存も難しい。そうした課題を解消し、保存や運搬を容易にするために、圧縮成形されるようになった。 唐代から宋代にかけて緊圧茶が主流であった。当時は茶葉を細かく砕いたものを圧縮成形している。その緊圧茶の名称は様々あるが、団茶という名称が現在でも知られている。明代に入ると散茶が主流となる。現在でも緊圧茶は流通しており、中でも製茶の過程に圧縮成形が含まれている黒茶に多く見られる。〔中国茶辞典 316p〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「緊圧茶」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tea brick 」があります。
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