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hemicrania =========================== ・ 頭 : [あたま, とう] 【名詞】 1. counter for large animals ・ 頭痛 : [ずつう, とうつう] 【名詞】 1. headache
片頭痛(へんずつう)とは、頭痛の一種で、偏頭痛とも表記する。頭の片側のみに発作的に発生し、脈打つような痛みや嘔吐などの症状を伴うのが特徴である。 片頭痛は、軽度から激しい頭痛、体の知覚の変化、吐き気といった症状によって特徴付けられる神経学的症候群である。生理学的には、片頭痛は男性よりも低血圧の女性に多い神経学的疾患である〔The International Classification of Headache Disorders, 2nd Edition〕。 典型的な片頭痛の症状は片側性(頭の半分に影響を及ぼす)で、拍動を伴って4時間から72時間持続する〔The International Classification of Headache Disorders, 2nd Edition〕。症状には吐き気、嘔吐、羞明(光に過敏になる)、音声恐怖(音に過敏になる)などがある。およそ3分の1の人は「前兆」と呼ばれる、異常な視覚的、嗅覚的、あるいはその他の感覚の(片頭痛が間もなく始まることを示す)経験をするとされる。 初期治療としては、頭痛に鎮痛剤の服用、吐き気に制吐剤の服用、そしてさらなる発症の抑制がある。片頭痛の原因は未解明であるが、セロトニン作動性制御システムの障害であるという説が一般的である。 片頭痛には変異型があり、脳幹に由来するもの(カルシウムやカリウムイオンの細胞間輸送の機能不全が特徴的である)や、遺伝的性質のものなどがある。双子に関する研究で、片頭痛を発症する傾向への遺伝的影響が、60〜65パーセントの確率であることが分かった.。さらに変動するホルモンレベルも、片頭痛と関係がある。思春期前には男女ほとんど同じ数だけ片頭痛を発症するのに対し、成人患者では実に75パーセントが女性なのである。片頭痛は妊娠中にはあまり発症しなくなると知られているが、中には妊娠中の方が頻繁に発症するという人もいる。 == 分類 == 国際頭痛学会(International Headache Society, IHS)は、「国際頭痛分類 第2版(ICHD-2)」と呼ばれる文書で、片頭痛の分類と判断の指標を提供している。 ICHD-2によると、片頭痛は全部で6種類に分類できる。うち何種かは更に詳しく分類される。以下は分類リストである。 * 前兆のない片頭痛あるいは普通型片頭痛は、前兆(視覚障害、下も参照)を伴わない片頭痛である。 * 前兆を伴った片頭痛は名前の通り前兆が発生する片頭痛である。それほど多くはないが、頭痛なしで、あるいは片頭痛ではないただの頭痛とともに前兆が現れる場合もある。他の下位分類としては、運動麻痺と前兆が起こる片頭痛である家族性片麻痺性片頭痛や孤発性片麻痺性片頭痛がある。近親者に同様の症状があれば「家族性」、そうでなければ「孤発性」とされる。他には、前兆と頭痛が言語障害、めまい、耳鳴り、その他脳幹関連の症状とともに起きる(運動麻痺はない)、脳底型片頭痛がある。 * 小児周期性症候群(片頭痛に移行することが多いもの)には、下位分類として周期性嘔吐症(時折激しい悪心や嘔吐が起こる)、腹部片頭痛(腹痛で、一般的には吐き気を伴う)、小児良性発作性めまい(時折めまいに襲われる)がある。 * 網膜片頭痛は、片眼の視覚障害や一時的失明を伴う片頭痛である。 * 片頭痛の合併症は、片頭痛や前兆が長いか頻繁であるか、発作や脳障害を伴うものである。 * 片頭痛の疑いは、ところどころに片頭痛の特徴が見られるが、確証を持って片頭痛であると言える証拠がない場合の症状である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「片頭痛」の詳細全文を読む
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