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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 版 : [はん] 【名詞】 1. edition 2. version
版築(はんちく)とは、土を建材に用い強く突き固める方法で、堅固な土壁や建築の基礎部分を徐々に高く構築する工法を指す。もともと石灰分を多量に含んだ微粒子から成りこの工法に著しく適した黄土が広く堆積した黄河流域で古代から用いられ、特に発展を見せた工法である。 なお版築で作った壁等の構造物自体を指して版築と呼ぶ場合もある。 本来、版築自体はほぼ土や石(礫)のみ若しくはそれらと少量の石灰等の混合物でできているが、現在ではセメントを混ぜコンクリートに近い特性を持たせることも多い。 == 概要 == 版築は非常に頑丈で、城壁や墳墓などの大規模な建造物をはじめ、道路や家屋などにも用いられてきた。 中国では古代における都城・長城など大規模な工事での使用例も多いが、日本では主に家屋の壁や城郭の土塁などの建設に用いることが多い。日本ではすでに廃れた方法だが、中国では西域などで安価かつ技術的に容易であり、粒子の細かい黄土が版築に適しているという点から現代でも多く用いられている。また版築は古代世界では、日干しレンガなどと同様広く見られる手法であり、西洋でも民家や教会などに版築が見られ、現代建築においても外壁などに用いられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「版築」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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