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牌九(パイゴウ、パイガオ)は牌九牌(天九牌)を用いた、主に中華圏で行われているゲームである。 米国ではパイ・ゴウ・ポーカーと区別するため「pai gow tiles」とも呼ばれる。一部のカジノへも導入されている。 == 歴史 == 牌九の歴史は明らかでない。使用する牌のデザインはドミノに似ているが、両者の関係は不明である。麻雀との関係も明らかでないが、麻雀牌の6筒・7筒のデザインは明らかに牌九に由来する。 牌九牌は「骨牌」とも言う。しばしば北宋末の宣和2年(1120年)にすでにあったといわれ、このため「宣和牌」とも呼ばれるが〔たとえば五雑組巻六 人部二「今博戲之盛行於時者,尚有骨牌。其法古不經見。相傳始於宣和二年……」〕、この説は明末の17世紀になってはじめて現れる説であり〔『重訂欣賞編』に収録された「宣和牌譜」という書物は14-15世紀の瞿佑の著作とされているが、瞿佑本人や当時の著作リストに見えず、後人の仮託と考えられている〕、伝説の域を出るものではない。 牌九はまた、酒令の道具としても用いられた。紅楼夢第40回で、即興で牌の名前に韻を合わせた句を言うゲームをするシーンが有名である。 Culin の紹介によると〔Stewart Culin (1893) Chinese Games with Dice and Dominoes 〕、19世紀末には「打天九」(トリックテイキングゲーム)・「釣魚」(花札によく似たゲーム)・「Kim tái shap」(麻雀風のゲーム)など、牌九牌を使ったさまざまなゲームが行われていた。 朝鮮ではコルペ(골패、骨牌)と呼ばれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「牌九」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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