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牧会書簡 : ミニ英和和英辞書
牧会書簡[ぼっかいしょかん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ぼく, まき]
 【名詞】 1. pasture 2. grazing land
: [かい]
  1. (n,n-suf,vs) meeting 2. assembly 3. party 4. association 5. club 
: [しょ]
 【名詞】 1. penmanship 2. handwriting 3. calligraphy (esp. Chinese)
書簡 : [しょかん]
 【名詞】 1. letter 2. note 3. epistle 4. correspondence 

牧会書簡 : ウィキペディア日本語版
牧会書簡[ぼっかいしょかん]

牧会書簡(ぼっかいしょかん、英語 : Pastoral epistles)は新約聖書正典に収録された使徒パウロが記したとされる手紙、いわゆるパウロ書簡のうち、テモテへの手紙一(以下、第一・第二テモテ書)、テトスへの手紙(テトス書)の3つの書簡の総称である。基本的に牧会、すなわち教会の組織化や信徒の導き方に関心が寄せられていることからその名がある。カトリック教会では「司牧書簡」(しぼくしょかん)と呼ばれる。
18世紀以降、この名称でひとまとめにすることが慣例化した。真正パウロ書簡と見る場合、パウロの最晩年の著作と見なされるが〔、より後の時代にパウロの名で作成された擬似パウロ書簡と見なす者が多くいる〔、、、、、、、、ほか。〕。擬似パウロ書簡は、擬似性や偽名性への直言を避けて「第二パウロ書簡」と呼ばれることもあるが、牧会書簡は擬似パウロ書簡の中でも語彙などの面で真正書簡からの隔たりが大きいということから、特に「第三パウロ書簡」と呼ばれることがある〔「050. 牧会書簡」〕。
日本聖書協会発行の新共同訳聖書スタディ版にも、両論が併記されている。折衷的な説として、別人の執筆ではあるが部分的にパウロの覚書が取り込まれているという説もあり、フランシスコ会訳聖書ではその3説が併記されている。
なお、前記のスタディ版にも明記されているように、古代においては優れた先人の思想を継承する者がその名を借用して文書を執筆することは珍しいことではなく、その先人に敬意を表することをも意味した〔。ゆえに評価されるべきはその内容であって、偽名書簡であるとしても、その事実がただちに信仰上の意義を減ずるものとは見なされない〔他方、内容を踏まえた上で「何ともしょうがない文書」()と酷評する田川建三のような聖書学者もいないわけではない〕。
== 呼称 ==
1750年代ポール・アントンの文献で、初めて「牧会書簡」という名称が用いられたとされる〔『新聖書辞典』では、初出をアントンとしつつ、それを1726年のことだったとしている()〕。これ以前にも、トマス・アクィナスが第一テモテ書のみについて、18世紀初頭のベルド (D. N. Berdot) がテトス書のみについて「牧会的」と表現した例がある〔〔。
第二テモテ書は牧会的ではないとも言われるが、これら三書簡は内容や文体、およびそこから読み取れる歴史的背景において多くの共通点を持っていることから、パウロ書簡の中でも1つの作品群として扱うことに意味がある〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「牧会書簡」の詳細全文を読む




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