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牧谿(もっけい、生没年不明)は、13世紀後半、宋末元初の僧。法諱は法常で、牧谿は号だが、こちらで呼ばれるのが通例。水墨画家として名高く、日本の絵画史のなかで、最も高く評価されてきた画家の一人である。 ==略歴== 四川の出身。その後、浙江に移り、禅宗の高僧無準師範の門下に入ったとされる。南宋の首都臨安にあり、風光明媚な西湖の畔に臨む六通寺(現在は廃寺)に住み活動していた。中国ではあまり評価されなかったといわれるが、賈似道のような大物政治家と関係があったことから、当時は画家として十分評価され、江南山水画の主流に位置づけられていたと考えられる。しかし、中国では死後次第に忘却され、既に元代には「粗放にして古法なし」(元末の絵画史家、夏文彦『図絵宝鑑』巻四など)とする悪評がある。後代の文人画の流行により、牧谿が連なる院体画系の絵師や仏教美術は相対的に低く評価されてしまい、牧谿もそのあおりを受けてしまったというが正しいだろう。 弟子に羅窓という画僧がおり、彼の唯一の遺品「竹雀図」(東京国立博物館蔵、重要文化財)は、牧谿の影響を示している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「牧谿」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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