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物資別適合輸送(ぶっしべつてきごうゆそう)は、日本国有鉄道(国鉄)や日本貨物鉄道(JR貨物)が昭和40年代頃から、輸送する品目に合わせて専用の貨車や積降設備を開発配備して実施している、一貫した輸送サービスのことである。 == 背景 == 国鉄の貨物輸送は、長らく駅や操車場で貨車を繋ぎ変えながら目的地まで運ぶ集結輸送方式(ヤード系集結輸送方式)で行われていた。また輸送品目も、石炭のような一部の大量輸送品目以外は、農産物や工業製品など様々な品目に渡っており、そうした物資を各地の駅から有蓋車や無蓋車に直接積み込む形で輸送していた。 第二次世界大戦後日本の経済が発展してくると、石油やセメント、化学薬品といったそれまであまり大量に運ばれていなかった物資の輸送の割合が増えてきた。またトラック輸送が進出してくると、これに対抗するためにそれまでより高速に、かつ安価に物資を運ぶことが求められるようになってきた。 こうしたことから、輸送する品目のそれぞれに適合した特徴を持つ専用の貨車を開発し、また駅の積降設備や貯蔵施設などもこれと一貫して整備を行って、操車場を経由せずに発送地から目的地へ直接専用貨物列車で輸送する形態を推進することになった。これが物資別適合輸送である。物資別適合輸送の対象となった物資は石油・紙・セメント・石灰石・自動車・飼料・鉄鋼・ガラス・ビールなどである。 こうした輸送を行うに際しては、荷主企業と共同で専用の貨車の開発を行うと共に、発着地の荷役・貯蔵設備の整備を行い、そのための物流専門の企業が国鉄と荷主各社の共同出資で設立された。これを行うにあたっては日本国有鉄道法と日本国有鉄道法施行令の改正が必要で、昭和30年代末から40年代はじめにかけて順次改正が実現している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「物資別適合輸送」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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