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物集和子（もずめ かずこ、1888年10月 - 1979年7月27日）は、東京府出身の小説家、掃苔家。本名藤浪和、旧姓物集。 ==経歴== 国学者物集高見の娘として生まれ、二葉亭四迷や夏目漱石に師事する。東京出身、跡見高等女学校卒業。 1910年、「ホトトギス」7月号に「かんざし」を発表。1911年、平塚らいてう・保持研子・中野初子・木内錠子と共に青鞜社を起す。もともと平塚は姉芳子の同級生で、初めは芳子が青鞜社に参加する予定だったが、外交官との結婚が決まったために急遽辞退し、自分の代わりに妹の和子を紹介したという。同年9月、「青鞜」誌を創刊。 以後「青鞜」誌に「七夕夜」「お葉」などを発表。青鞜社の事務所は、東京市本郷区駒込千駄木林町（現在の東京都文京区千駄木）の物集家にあった。 しかし1913年4月、文部省の提唱する良妻賢母の理念にそぐわないとの理由により、青鞜社が官憲の家宅捜索を受け、「青鞜」2月号が発禁とされた。このことが父高見の怒りを買ったため、表向きは前年1月の継母の死去を理由として女性解放運動から脱退。以後は藤岡一枝の名で「おきみ」などの作品を書いた。 放射線医学者で慶應義塾大学教授の藤浪剛一と結婚した後は、聾教育振興会婦人部常任幹事として障害者教育に貢献した。1942年に夫と死別。 1979年、特別養護老人ホームにおいて90歳の生涯を閉じた。 義兄の藤浪鑑（あきら）は病理学者で京都帝国大学教授。実兄の物集高量は国文学者。姉の芳子は大倉燁子の筆名により小説家として知られる。また、親族に女優の早瀬久美がいる（姉妹の物集千代子の孫）。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「物集和子」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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