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『犬神の悪霊』(いぬがみのたたり)は、東映が1977年6月18日に公開したホラー映画である。 == 概要 == 1976年の『オーメン』、『犬神家の一族』の大ヒットで到来した恐怖映画ブームを受け、松竹が準備中の『八つ墓村』のメディア露出の増加を見た東映の岡田茂社長が「恐怖映画を作れ!」と号令をかけ製作された〔映画秘宝EX『鮮烈!アナーキー日本映画史1959-1979』洋泉社、2012年、p.199〕。 監督・脚本を担当した伊藤俊也は、1973年の『女囚さそり けもの部屋』で梶芽衣子と衝突して干されてからの復活戦であったが、本作で大コケして1982年の『誘拐報道』の逆転ホームランを打つまでまた5年間の雌状期間を強いられた〔。 伊藤は日本土着の差別問題である犬神憑き・狐憑きに焦点を当て、前半は文明・都会人の象徴である主人公が地方で犬神憑きによる差別に直面する……という物語であったが、途中から本当に犬神が取り憑いて大暴れする少女とのバトルホラーになるという展開を見せ、なんとも焦点がぼやけた、しかし印象的で個性的な作品に仕上がっている。特にラスト、焼かれていた主人公の死体が突然起き上がって溶けていくシーンはいまだに意味不明であり、作品の評価を分ける原因となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「犬神の悪霊」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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