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狩勝実験線 : ミニ英和和英辞書
狩勝実験線[かりかちじっけんせん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [み, じつ]
 【名詞】 1. fruit 2. nut 3. seed 4. content 5. good result 
実験 : [じっけん]
  1. (n,vs) experiment 
: [しるし]
 【名詞】 1. (1) mark 2. (2) symbol 3. (3) evidence

狩勝実験線 : ウィキペディア日本語版
狩勝実験線[かりかちじっけんせん]
狩勝実験線(かりかちじっけんせん)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)根室本線新内駅付近から新得駅付近の廃線を利用した国鉄の実験線である。
== 概要 ==

根室本線・落合 - 新内 - 新得間には狩勝峠があり、急勾配と急曲線が多く、狩勝トンネル内での蒸気機関車煤煙など輸送障害となっていた。これらを解消するため新狩勝トンネルを含む新線が建設され、同区間は1966年(昭和41年)9月30日に切り替えられた。
新内駅を含む旧線は営業廃止されたが、新内付近 - 新得間については実験線として再利用されることとなり、その整備がされた。
まずは当時頻発した脱線事故の原因究明や研究のため、無人の実験列車を走らせて実際に車両を脱線させる実験が行われた。
新得側から機関車の牽引で入線した実験列車は新内側まで進み、下り勾配を利用して突放される。様々なパターンで組成された実験列車の先頭には制御車としてマヤ40形が連結され、無線でブレーキ操作や連結器解放、映像やデータの測定と送信を行った。
一部区間のレールには様々な歪みが設定され、そこを通過する後続車の車輪の挙動や脱線の瞬間はマヤ40の搭載カメラによって逐一記録された。
実験線の新得駅手前には万一に備えて安全側線が設けられたほか、打子式トレインストッパーも設置され、営業線に実験車両が冒進しないように対策がとられた。また、新線との分岐部は営業列車が速度制限を受けたり乗り心地を損ねることがないように分岐側の線路を高くして実験線に入る車両が営業線を乗り越える特殊ポイントが使用された。
脱線実験の後は車両火災実験、振り子車両台車の研究と開発、橋梁の「たわみ」の実験など、各種実験と、そのデータ収集も行われた。
その後1979年(昭和54年)に廃止され、線路も撤去された。現在は新得駅付近から新内駅付近までの多くの区間が遊歩道として整備され、旧線時代の橋台など歴史的価値が高いものも残っている。
また、実験で使用した無線鉄塔もそのままとなっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「狩勝実験線」の詳細全文を読む




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