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ポインセチア(英名poinsettia、学名 ''Euphorbia pulcherrima'')はトウダイグサ科トウダイグサ属の植物。常緑性低木。標準和名はショウジョウボクであるが、記事名は知名度の高いこの名を取った。日本では11月から12月ごろに茎の上にある葉が赤や桃色や乳白色に美しく色付く。クリスマスが近くなると花屋に鉢物が出回ることから「クリスマスフラワー」とも呼ばれる。そのため日本では仲冬(大雪〔12月8日頃〕から小寒の前日〔1月7日頃〕まで)の季語とされている〔"きごさい時記「ポインセチア」". (NPO法人季語と歳時記の会). 2015年12月18日閲覧〕。 == 特徴 == 葉は薄く、楕円形。花はいわゆる杯状花序である。その下に着く葉の形の苞葉が赤く染まるのが鑑賞の対象となる。その赤さはキリストの血の色に例えられる。 原産はメキシコと中央アメリカ。原産国とされるメキシコ合衆国では、「ノーチェ・ブエナ(聖夜)」と呼ばれる〔デズモンド・モリス『クリスマス・ウォッチング』(扶桑社)によれば、イブの夜、イエスにあげる贈り物がない貧しい子どもたちに天使が現われ、道端に美しい草があるのを持っていけばいい、というので教会に持っていくとただの雑草だと金持ちの子どもたちに笑われ、きまり悪くなって頬を赤らめたら、その赤い色が草の葉に映り、葉まで赤くなり、美しい花になったという。〕。メキシコの伝説がアメリカ合衆国の初代メキシコ公使であったJ・R・ポインセットの知れるところになり、また真冬に花を咲かせることから、アメリカに伝わり、彼の名前がつけられた。 日本には明治時代に来た。和名はショウジョウボク(猩々木)。大酒飲みの赤い顔が特徴の、伝説上の動物である猩々に似ていることから名付けられたという。 観葉植物として、クリスマスの時期にあわせて短日処理をして、紅葉させて緑色の葉色とのコントラストを楽しむ。ただし0℃を下回るような場所に放置すると葉が落ちてしまうので、クリスマスの時期の管理には注意が必要である。増やし方は、水を張った容器や、土に挿し木をすれば発根する(水に挿す場合は、水に挿す前に切り口から出る乳液状の樹液を拭き取っておく。時期により植物の活性が違うので活発な暖かい時期に行う)。園芸品種が近年多様化しており、従来の紅色に加えて、乳白色、淡い黄緑、ピンク、斑入りなどのバリエーションが楽しめる。強剪定にも耐える。 一般に鉢植えの植物というイメージが強いが、宮崎県宮崎市堀切峠の沿道には5万本以上植えられており、12月の開花時期には日南海岸の展望と合わせて名所となっている。小さな花が数個固まって咲いているため、1つの花のように見える。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ポインセチア」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Poinsettia 」があります。 スポンサード リンク
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