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犬の宮・猫の宮(いぬのみや・ねこのみや)は、日本山形県高畠町高安にある神社。日本でも珍しい、犬と猫を祀る神社である。 ==犬の宮== 伝承では和銅年間、都からの役人が「この里は昔から年貢を納めていなかったから、毎年、春と秋には子供を人年貢として 差し出すように」といい、村では大変悲しみ困っていた。文殊堂帰りの座頭が道に迷い、一夜の宿を頼んだところが、今年の人年貢を差し出す家だった。 ある夜、役人が現れ、ご馳走を食べながら「甲斐の国の三毛犬、四毛犬にこのことを知らせるな」と念を押して帰るのを耳にした座頭は甲斐の国に使いをやり、三毛犬と四毛犬を借りてこさせ、いろいろ知恵を授け村を去った。村人は役人を酒席に招き、酔いが回ったところに、2匹の犬を放ったところ大乱闘になった。静まり返った頃に座敷を覗いてみると、血の海の中に子牛のような2匹の大狸と多数の荒狸が折り重なって死んでいた。そばには三毛犬、四毛犬も息絶え絶えに横たわっていた。村人は必死に手当をしたが、とうとう犬は死んでしまった。この村を救った犬を村の鎮守とせよとのお告げにより、祀ったのが現在の犬の宮といわれ、安産と無病息災の神とされる。 また、この三毛と四毛の子孫が、かつてこの地で飼われていた高安犬であるという。犬の宮の狛犬は珍しい日本犬型で、高安犬の特徴をよく捉えているといわれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「犬の宮・猫の宮」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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