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玄妻[つま] 玄妻(げんさい)または純狐(じゅんこ)〔純狐氏。諸橋轍次『大漢和辞典』でも「寒浞の妻の氏」であると示されている。〕玄狐(げんこ)〔袁珂 著、鈴木博 訳 『中国の神話伝説』下巻 青土社 1993年 20-23頁 ISBN 4-7917-5222-8〕は、夏王朝の頃に存在したとされる古代中国の人物。黒くて美しい髪をもつ当時の美女であった、として知られる。 有仍氏の娘〔『春秋左氏伝』などによれば、相の妻(少康の生母にあたる)も、おなじく有仍氏出身の娘である緡(びん)という女性である。〕で、はじめ后夔(こうき)のもとに嫁ぎ伯封(はくほう)を産む。后羿(こうげい)によって伯封が征伐された後、后羿の嫁となるが、臣下の寒浞(かんさく)によって后羿が殺害された後には、寒浞の妻となった。寒浞との間には澆(ぎょう)と豷(えい)という子を設けている〔。 == 参考文献 ==
* 諸橋轍次 『大漢和辞典』巻八 大修館書店 1956年 967頁 「純狐」
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