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真武湯(しんぶとう)は、漢方方剤の中でも下痢症や腹痛などに処方される漢方薬。出典は『傷寒論』。 ==概要== 漢時代の『傷寒論』という書物でも紹介される寒証・虚証に適した代表的な方剤。元来は玄武湯と呼ばれていたものの、宋の皇帝の名(趙玄朗)と重複することから真武湯と改称された。玄武は中国の神話に登場する四神の1つで、北方の守護神である。四神の神獣とは青竜、白虎、朱雀、玄武である。主薬である附子が黒色であることから、玄武湯と呼ばれるようになった〔役に立つ薬の情報~専門薬学「真武湯の効能:冷え、下痢、腹痛、めまい、風邪」 〕。 虚証、寒証、湿証などに効果がある。 すなわち体を温め、水分の循環をよくし体全体の機能を高める働きがある。また、鎮痛効果も持ち合わせる。冷え性で痩せ型の者や、虚弱体質、体力が低下し、腹痛・下痢などを起こしやすい体質に向く処方である。冷え性、めまい、下痢、消化不良、慢性腸炎、風邪などに効果がある。寒証向けの方剤ゆえ、一般に体力が充実し、のぼせがあり暑がりである人(実証・熱証)には禁忌〔役に立つ薬の情報~専門薬学「真武湯の効能:冷え、下痢、腹痛、めまい、風邪」 〕。 == 構成生薬 == * 茯苓 5.0 - 体内に溜まった水分の排泄。 * 蒼朮〔本来であれば白朮を用いるところで、メーカーによって白朮と蒼朮が異なるが、蒼朮を用いるのは日本独自の古方派に由来するものである。〕 3.0 - 体内に溜まった水分の排泄。 * 芍薬 3.0 - 鎮痛作用。 * 生姜 3.0 * 附子 0.5 - 体を温めて痛みを取り去る作用。 File:Tuckahoe.jpg|茯苓 File:Bijunas001.JPG|芍薬 File:堀上げたばかりのショウガPC090165.jpg| 生姜 File:Bushi2012.jpg| 附子 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「真武湯」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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