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玉嵐孝平 : ミニ英和和英辞書
玉嵐孝平[たまあらし こうへい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [たま, だま, ぎょく]
  1. (n,n-suf) ball 2. sphere 3. coin
: [あらし]
 【名詞】 1. storm 2. tempest 
: [こう]
 【名詞】 1. filial piety 
: [たいら, ひら]
 【名詞】 1. the broad 2. the flat 3. palm

玉嵐孝平 : ウィキペディア日本語版
玉嵐孝平[たまあらし こうへい]
玉嵐 孝平(たまあらし こうへい、1941年8月1日 - 1993年2月28日)は、北海道河西郡芽室町出身で、1960年代に活躍した大相撲力士である。本名は成田 幸平(なりた こうへい)。片男波部屋(入門時は二所ノ関部屋)に所属していた。最高位は東前頭4枚目(1962年11月場所、1963年7月場所、1964年1月場所)。現役時代の体格は173cm、116kg。得意手は右四つ、寄り、上手投げ、押し。
== 来歴・人物 ==
15歳の時、玉乃海の内弟子として二所ノ関部屋へ入門し、1956年9月場所で初土俵を踏んだ。その直前の夏巡業で入門し、一行に帯同していたため、同じ北海道出身で同部屋に入門したばかりの納谷(後の横綱大鵬)と一緒に行動していた。大鵬にとっても玉嵐(成田)は「相撲社会での最初の友人」〔『大鵬自伝』(著者:大鵬幸喜、発行元:ベースボール・マガジン社1972年)、P23より。〕であり、後年、入幕してからは既に横綱に昇進していた大鵬の横綱土俵入りの露払い太刀持ちも務めている。
なお、同期生には大鵬の他に、後の大関清國小結沢光らもいた。
大鵬ほどのスピード出世ではなかったが、それでも1962年3月場所で、幕下での全勝優勝を土産に十両昇進を果たしたのは20歳の時とかなり若かった。これは、清國よりも早い出世ぶりであった。
十両2場所目の同年5月場所の最中、二所ノ関部屋で騒動が起きる。実質的な師匠であった元関脇・玉乃海は、1961年1月場所限りで現役を引退後、年寄・片男波を襲名。その後、新弟子達とともに独立して片男波部屋を興していた。けれども、二所ノ関部屋に在籍していた内弟子達の同部屋への移籍を二所ノ関親方(元大関・佐賀ノ花)に要請していたが、はかばかしい返事が得られないまま年月が過ぎていた。そこで片男波は、この5月場所の前に、内弟子らの片男波部屋への移籍届を提出した。それに対して、二所ノ関が幕下以下の養成員の中で成年に達していた者達の廃業届を対抗して提出したものだから、混乱が起きた。玉嵐は既に十両に昇進していたので、廃業届の対象にはならなかった。そして、この混乱の中、12勝3敗と好成績を残して見事に十両優勝を遂げた。騒動自体は玉ノ海梅吉の調停によって、移籍を最終的には認めるという形で決着が付いた。だが、玉嵐自身の片男波部屋への移籍は先延ばしとなり、1963年9月場所前にようやく実現した。
1962年7月、20歳の若さで新入幕。すぐに上位へ進み、同年11月場所では結果的に最高位となった東前頭4枚目に進出、大関・栃ノ海を破る殊勲の星を挙げた。右四つからの寄りを得意としたが、得意技がうっちゃりという消極的な相撲であったため、上位に定着することはできなかった。
1964年3月場所中に左足を痛めて途中休場し、翌場所で十両へ陥落すると、以降はすっかり十両に居座ってしまった。それでも、1965年11月場所では2度目の十両優勝を遂げ、その後は1場所だけ再入幕を果たした。
1967年5月、十両下位で負け越して幕下への陥落が決定的となった。そして、同年7月場所を休場し、場所後に25歳の若さで廃業した。
廃業後は、大阪府守口市で寿司屋、同府東大阪市でお好み焼き店「ゆり家」を経営。その傍らで、近畿大学の相撲部のコーチを務めていた。
童顔で相撲人形のようだと言われたことがあり、残っている写真も微笑んでいるものが多い。
1993年2月28日、脳血栓のため大阪市内の病院で逝去。享年51。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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