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玉虫厨子(たまむしのずし)は奈良県斑鳩町の法隆寺が所蔵する飛鳥時代(7世紀)の仏教工芸品。装飾に玉虫の羽を使用していることからこの名がある。国宝に指定されている。 == 概要 == 「厨子」とは、仏像などの礼拝対象を納めて屋内に安置する、屋根付きの工作物である。厨子にはさまざまな形式のものがあるが、玉虫厨子は実際の仏堂建築の外観を模した造りになっており、古代の日本建築を知るうえでも重要な遺品である。 厨子は高さ233cm。檜材製だが、蓮弁を彫り出した部分のみ樟材を使用している〔飛鳥時代の木彫の仏像はほとんどが樟材製であり、玉虫厨子においても彫刻的要素の強い部分のみが樟材製となっている。〕。全面漆塗装で、扉、羽目板等には朱、黄、緑の顔料を用いて、仏教的主題の絵画を描く。框(かまち)などの細長い部材には金銅透彫の金具を施してある。金銅金具の下には装飾のために玉虫の羽を入れてあるが、現在ではほとんどなくなっている。 厨子は、最下部の台脚部、その上の須弥座部、最上部の宮殿(くうでん)部からなる。宮殿とは厨子の古称である。宮殿部の屋根は入母屋造とする。宮殿部の正面と両側面は観音開きの扉とし、内壁には金銅打ち出しの千仏像が貼り付けてある。宮殿部と須弥座部の各面に絵画を表すほか、蓮弁部など各所に色漆で忍冬文(パルメット模様)、龍頭、雲などを描く。 屋上の金銅鴟尾(しび)は近世に亡失したので補ったものである。もともとの本尊仏像は、三尊仏像であったが、13世紀に盗難にあい、現在は仮に金銅観音像を納めてある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「玉虫厨子」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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