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玉鬘十帖(たまかずらじゅうじょう)とは、源氏物語における玉鬘から真木柱までの十帖をいう。 == 概要 == 玉鬘から真木柱までの十帖は、頭中将と夕顔の娘である玉鬘を中心とした一連の物語が描かれている、一連の「玉鬘物語」の中核をなす巻々であることからひとまとめにして「玉鬘十帖」と呼ばれる。古くは初音から真木柱までは玉鬘の並びの巻であるとされ、玉鬘十帖全体で1帖に数えられていた。年立の上では光源氏が35歳から38歳にかけての出来事を描いている。この玉鬘十帖は分量的に比較的短い巻が多く、特に初音より行幸までは年立から見ても1年間を描くのに数帖かけるなど短い期間を描いたものが多い。 また源氏物語では、巻と巻とのつながり方が不自然なことがしばしばあるが、この玉鬘十帖の中では巻と巻はいずれも自然につながっておりこの十帖内部での一体性は高い。その一方でこの前後の巻との関係では年立が不自然であり、また夕顔の巻で夕顔の娘として存在だけは触れられていたものの、きちんと登場したこともなく名前も示されなかった玉鬘が突然登場して十帖にわたって重要な役割を演ずるなど特異な性質を持っている。このような玉鬘十帖の特異性については、後述のような成立論の立場から説明しようとするものとあくまで構想論の立場から説明しようとする立場が存在するが、広く受け入れられる結論は存在しないのが現状である〔横井孝「玉鬘」林田孝和・竹内正彦・針本正行ほか編『源氏物語事典』大和書房、2002年5月、pp. 264-265。 ISBN 4-4798-4060-5 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「玉鬘十帖」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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