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玉龍(ぎょくりゅう、玉竜、、、)は西海竜王・敖閨の第三太子。小説『西遊記』の登場人物の1人。龍神の子であるが、劇中では三蔵法師が乗る馬の姿で登場する。 == 概要 == かつて天界において父・敖閨が大切にしていた御殿の珠(宝玉)を、火事を起こして焼いてしまい〔別本には、婚約者が浮気をして他の妖魔と結婚したあげく、その妖魔と共謀して自分を殺そうとしていたことを知ったため、八つ当たりにやってしまったというエピソードで書かれているものもある。〕、怒った敖閨が親不孝であると天帝に訴え出た。天帝は訴えを受け、罰として宙づりにして300回の鞭打ちのうえで、死罪すると言い渡した。鎖につながれ処刑を待つ身になって泣いているところに、たまたま観世音菩薩の一行が通りかかり、慈悲を与えることにした。菩薩は天帝の許しを得て、玉龍を解き放ち、取経者の乗用となるようために蛇盤山の鷹愁澗に潜んで待つことを命じた。しかし、肝心の三蔵法師が通りかかるとそうは気付かず、ひもじさゆえに、突然、三蔵が乗っていた白馬を鐙もろとも呑んでしまう。 三蔵は肝を潰してしまい、龍を退治にいこうという孫悟空を離さなかったので、悟空が毒づいていると、六丁六甲、、四値功曹、護駕伽藍という仏教の四神が助けに来てくれたので、彼らに三蔵の護衛を任せて、川底に向かう。悟空は龍と2回戦うが逃げられてしまった。悟空は土地神を呼びつけて相手の正体を知るが、散々打ち据えたので観音菩薩が来なければ隠れて出てこないだろうということになって、という神が菩薩を呼んできて、ようやく玉龍は出てくる。菩薩は、揚柳の枝を甘露に浸して仙気を一吹きして、龍を白馬の姿に変えた。 以後は三蔵を乗せて旅をすることになる。 悟空は元々天界で弼馬温をしていたため馬の扱いには慣れていた。弼馬温と同音のという猿は馬を病から護るという信仰に由来しており、登場場面では龍のときは悟空に打ち殺されそうになるが、道中で馬として悟空には大事にしてもらっている。元来龍であるためその尿を悟空が薬の材料にしたことも。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「玉龍」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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