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王権 : ミニ英和和英辞書
王権[おうけん]
(n) royalty
===========================
: [おう]
  1. (n,n-suf) (1) king 2. ruler 3. sovereign 4. monarch 5. (2) king (for senior player) (shogi) 
王権 : [おうけん]
 (n) royalty
: [けん, ごん]
  1. (n,n-suf) authority 2. the right (to do something) 
王権 : ウィキペディア日本語版
王権[おうけん]

王権(おうけん)は、人々に君臨する権力統治権のこと。
== 概要 ==
国家にはさまざまな定義があたえられるが、一般に、国家は、農耕など生産経済の発明に触発された歴史上の大変動に惹起されて創り出された社会集団であり、
#一定の領域
#そこに居住する人びと(民衆
#それを統治する主権者
の三要素を不可欠なものとして有する政治機構である〔『古代王権の誕生』(2003)はしがき〕。
初期国家の主権者は多くの場合「王」であり、王は、ほとんどすべての民族社会において、国家の成立とともにその最高権力を保持する者として出現する。この「王」のもつ権力が王権であり、王権の起源は、に出自するという信仰伝承に由来することが多い。ここから「王は神の子」というような王の神聖性の観念が生まれ、王は宗教的に神格化されることとなる。太陽神と同一視される古代エジプトの王ファラオはその典型であり、日本においても天武天皇の時代には「大君は神にしませば」で始まる和歌が盛んに作られた。古代の王はまた、司祭者的性格を有することも多く、メソポタミア文明におけるシュメールの諸王〔松島(2003)p.125-135〕や古代イスラエルの王にその典型が認められる〔山我(2003)p.196-203〕。

中世以降は、王の神聖性から距離を置いた理論が生まれる。イスラーム世界最大の歴史家であるイブン・ハルドゥーン14世紀後半に書かれた『歴史序説』において、王権は人間にとって必要不可欠であるとした。人間はお互いに対する権利侵害や相互の確執などにみられる動物的性質を持っているために、それを抑制する者が必要であり、それが統治者としての王であると述べた〔イブン・ハルドゥーン『歴史序説』森本訳(2001年)〕。また、ルネサンス期のニッコロ・マキャヴェッリは『君主論』を著し、宗教や道徳と切り離された政治の中での君主の役割を論じた。
イブン・ハルドゥーンに通じる王権観を自然権の視点から捉え、社会契約説を構築したのがトマス・ホッブズによる17世紀中葉の『リヴァイアサン』であった。ホッブズはその中で、人間の自然状態を「万人の万人による闘争」であるとし、この混乱状況を避けるためには、「人間が天賦の権利として持ちうる自然権を政府〔この場合は残部議会であり、この政府を指して『リヴァイアサン』と言っている。口絵に描かれている王冠を被った『リヴァイアサン』は政府に対して自らの自然権を譲渡した人々によって構成されている。〕に対してすべて譲渡する(という社会契約をする)べきである」と述べ、絶対王政を擁護しながらも、それ以前の王権神授説における超自然的な要素を否定した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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王権 : 部分一致検索
王権 [ おうけん ]

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「 王権 」を含む部分一致用語の検索リンク( 3 件 )
法王権
王権
王権神授説



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