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食玩(しょくがん)は食品玩具の略。「おまけ」として玩具を添付した食品(もしくは飲料)の商品様態の総称である。業界用語では玩菓(玩具菓子の略)とも言われる。玩具業界では食玩は「食べられる玩具」(玩具の形をしたお菓子。風船ガムもこれに分類される)という意味で使われていたこともあり、玩具菓子の方が使われる。 == 文化の中の食玩 == * ガレット・デ・ロワ - フェーブ(fève・本来はソラマメの意だが、この場合は陶器製の模型を指す)を生地に入れておき、切り分けられたパイ、またはガレットにソラマメが入っていた人は1年間幸せになれる、またはその日一日間、それを食べ合った人達の中で王様になれる(フランスブルターニュ地方) * ヨウルプーロ - 甘い米粥。皮を剥いたアーモンドを一粒だけ入れ、それを当てた人は来年幸せになれる。そのアーモンドは独身者には配偶者を、既婚の女には子供を授ける力を持っている(1800年代以降のクリスマス フィンランド) * ビュッシュ・ド・ノエル - 材料を掻き混ぜる際願い事をしながら硬貨や指輪を入れ、切り分けた時に自分のケーキにそれが入っていたら、その小物に合わせた願い事が叶う(クリスマス フランス) * スコーン - 複数のスコーンを作る際、生地の中に硬貨を含ませておき、硬貨の入ったスコーンを当てた人は幸せになれる(ハンガリー) * クラウディ - スープの中に指輪、コイン、おはじきが混ぜてあり、どれを掬うかで一年の運勢が分かる(ハロウィン ケルト地方) * ウェディングケーキ - ケーキの中に一粒だけあるインゲン豆に当たった人は幸せになれる(イギリス) *未婚女性が中から指輪を当てると結婚出来る(ブラジル) * からから煎餅 - 中に玩具が入った中空の三角形の煎餅(江戸時代 庄内・鶴岡地方) * 辻占菓子 - 中に占紙が入った団子、餅、煎餅(江戸時代の正月 北陸・中越地方) * フォーチュン・クッキー - 運勢、格言が書かれた紙の入ったクッキー。辻占煎餅をクッキーに変えたもの(1915年 アメリカ・パナマ万国博覧会) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「食玩」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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