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『理趣経』(りしゅきょう)、正式名称『般若波羅蜜多理趣百五十頌』(はんにゃはらみったりしゅひゃくごじゅうじゅ、, プラジュニャーパーラミター・ナヤ・シャタパンチャシャティカー)は、『金剛頂経』十八会の内の第六会にあたる『理趣広経』の略本に相当する密教経典である。主に真言宗各派で読誦される常用経典である。 『百五十頌般若』(ひゃくごじゅうじゅはんにゃ、, アディヤルダシャティカー・プラジュニャーパーラミター)、『般若理趣経』(はんにゃりしゅきょう)と呼ぶこともある。 真言宗では、不空訳『大楽金剛不空真実三摩耶経』〔大意は「大いなる楽は金剛のごとく不変で空しからずして真実なりとの仏の覚りの境地を説く経」〕(たいらきんこうふこうしんじさんまやけい、大楽金剛不空真実三摩地耶経・般若波羅蜜多理趣品、大正蔵243)を指す。 == 沿革 == 最もよく読誦されているものは、不空が763年から771年にかけて訳した訳本である。五種類の異訳があり、玄奘訳の『大般若波羅蜜多経・第十会・般若理趣分(理趣分経)』も『理趣経』の異訳と見なされており、玄奘訳の理趣分経が最古のテキストである〔宮坂、2002年。〕。不空訳の『理趣経』は「般若経」系テキストを原流として、『真実摂経』を編纂したグループが密教経典として発達させたものであると考えられている。後世、真言立川流などの淫靡な宗教のもととなった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「理趣経」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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