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甘露梅(かんろばい)は、江戸時代、シソの葉で包んだ青梅を砂糖漬けにした、新吉原名物の和菓子である。 == 概要 == 川柳の「柳樽」20に「やきながら女房のたべる甘露梅」とある。 「吉原大全」には「甘露梅は松屋庄兵衛手製しはじむ、昆布巻は近江や権兵衛製し出す、漬菜は洲崎や久兵衛製し初め也。此三品は中の丁の名物として、今は一同茶屋より配り物となりぬ」とある。 赤堀又次郎は、「其製法、原料は梅の実、核を取去り、肉を数片に切り、紫蘇の葉に包み、梅酢に漬け、甘味をもたせる。核のない紫蘇まきの梅干に似たもの。梅干は柔かで歯ぎれがせぬ、甘露梅は永くおきてもはぎれがする、其はぎれが即ちこの品のいのち」という。 毎年5月中旬に作り、それを翌々年のお年玉として客に配られた。 別に、山形県産の菓子に、甘露梅がある。梅ジャム、熨斗梅の類で、梅肉100斤、白砂糖100斤、ハチミツ5斤から製し、それよりも酸味が少ない。美しい鼈甲色で、甘味と酸味が相半ばし、美味である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「甘露梅」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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