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(n) struggle for existence =========================== ・ 生 : [せい, なま] 1. (adj-na,n,adj-no) (1) draft (beer) 2. draught 3. (2) raw 4. unprocessed ・ 生存 : [せいぞん] 1. (n,vs) existence 2. being 3. survival ・ 生存競争 : [せいぞんきょうそう] (n) struggle for existence ・ 競争 : [きょうそう] 1. (n,vs) competition 2. contest
生物学において競争(きょうそう)とは、生物の個体同士が生息域や食糧、配偶相手などを争うこと。同種個体間に見られる種内競争と、違う種間に見られる種間競争の二つがある。生存競争と表現されることもあるが、生物が行う競争は生存のためだけではないため、文脈によっては生存競争の語がふさわしくないこともある。 == 種間競争 == === 生態学における種間競争 === 生態学においては、競争関係は種間関係の型のひとつである。二つの種類の生物が、互いに相手の存在によって不利益を被る場合に、これらの種は競争関係にあると言う。 普通、競争関係にある種とは、共通の資源、ニッチを求めるもののことである。例えば、同じ地域に生息し、同じ餌を求める二種の動物があるとする。餌の量は有限であるから、一方が多く餌を食えば、他方は食うものが少なくなり個体数が減る。このような場合に、この二種の動物は餌に関して競争関係にあると言い、上記のような結果が出れば、数を減らした方が競争に負けたことになる。 競争の対象となる資源は生物によって様々である。食物だけでなく、隠れ家や縄張りの場所など生息する土地もその対象になる。類縁関係の近い生物は、互いにその生活上の要求も似ていることが多いから、重要な競争者でありえる。 実際の競争が、どのような形で行われるかは一概には言えない問題である。同じ餌を求める物同士であるからといって、実際にある獲物を取り合って戦うとは限らない。ライオンとハイエナのようにそのような例もあるが、ほとんどの場合はもっと間接的な形で行われる。たとえばメダカとカダヤシは非常によく似た魚で、都会地ではたいていはメダカがカダヤシに置き換えられている。しかし、カダヤシがメダカをどんどん食べているとか、カダヤシがメダカを攻撃しているわけではない。 片方が他方を攻撃して追い出す例もあるが、攻撃的であれば勝てるというわけでもない。攻撃的行動を取る種は、攻撃に時間とエネルギーを費やすために、かえって不利を招く場合もある。アメリカのリスに見られる例で、地上性で攻撃的なリスと樹上性で弱いリスの組み合わせで、草原は地上性のものが占有するのは当然だが、森林の地上部も占有するかというと、それができない。森林内では、樹上性のリスが地上にあらわれることも多く、そのたびに攻撃をしていては身が持たないからと考えられる。 両者が共通の資源を求めないのに、互いに競争関係にある例もある。たとえば寒い海域のウニとコンブが競争関係にあるという例がある。ウニはコンブを食するので、捕食-被食関係である。ウニが岩盤上を占拠すると、コンブの新芽はすぐに食べられるため成長できない。ウニが立ち入れないようにした岩盤上にはコンブが侵入する。ところが、コンブがよく繁茂すると、今度はウニがいなくなる。これは、海藻が波に揺れて岩の上をはくために、幼いウニの定着を阻害するのである。このように、この両者は一方が繁栄すると他方が生存を妨げられるので、競争関係と言えるのである。 動物の場合は、それぞれの種で要求は異なるので、競争関係は一対一の種間に起こるものであるから、群集生態学だけでなく、個体群間の関係として個体群生態学で取り扱う場合もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「競争 (生物)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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