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生徒会の一存の登場人物(せいとかいのいちぞんのとうじょうじんぶつ)ではライトノベルおよびアニメ作品の『生徒会の一存』に登場する架空の人物について記述する。 == 碧陽学園生徒会 == 基本的に、生徒会らしい仕事を行うことはほとんどない(生徒会メンバーで駄弁る時間を少しでも増やすために、鍵が生徒会の雑務を生徒会の他のメンバー帰宅後に全て1人で片付けている)。普段の活動は各々で好きなことを行って時間を潰したり、生徒会長である桜野くりむの議題で会議をしようとしても結局は話が脱線しそのまま終了することが多い。生徒会がダラダラと楽しく学園生活を過ごしているために、他の生徒達も活気に溢れている。また、生徒会室内での雑談の中で生徒会役員たちの過去の苦い思い出なども語られていく(杉崎鍵の過去は『一存』で、紅葉知弦の過去は『二心』で、椎名姉妹の複雑な思いは『三振』と『四散』で、桜野くりむの過去は『九重』で、それぞれ述懐される)。 ; : 声 - 近藤隆 : 本作の主人公兼語り部(生徒会の日常を綴る筆者)。血液型は典型的なA型〔『生徒会の七光 碧陽学園生徒会議事録7』16頁。〕。私立碧陽学園生徒会副会長を務める2年生でB組所属。 : 容姿はそれなりに良い。生徒会の会話では基本的にツッコミ役であるが、自身もボケをかましてメンバーからツッコまれることも少なくない。彼のボケは狙ってやっているように見せかけて、天然という部分が9割であり、深夏と自分がそれぞれのブレーキ役となっているために互いが存分にボケられている。 : 入学当時の成績は底辺レベル(アニメ版では最下位)だったが、美少女揃いの生徒会に入るため一年の間の猛勉強の果てに年度末でトップの成績を取り、成績優秀者が希望すれば生徒会入りできる「優良枠」〔『生徒会の一存』から『生徒会の月末』までのキャラクター紹介では「優良枠」でなく「特待枠」と表記されている。作者も『七光』の発売後まで気付いていなかったとのこと。 〕 で現在の役職に就いた〔『生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録1』。〕。 : くりむからは「杉崎」、深夏からは「鍵」、真冬からは「杉崎先輩」、知弦には「鍵」という名前から「キー君」と呼ばれている。 : 自他ともに認めるエロゲ(アニメ版では全年齢対象版)・ギャルゲマスターで自らインドア派と認めている。さらに、自分以外は美少女だらけの生徒会を「俺のハーレム」と公言してはばからない(他の役員は誰もそのことを認めていない)が、それを主張することで特定の個人と特に仲を深めることを防いでる節が見られている。ただしゲームでは肝心のシーンは恥ずかしくて飛ばしてしまうため、その手の語彙は実は貧困である〔『生徒会の二心 碧陽学園生徒会議事録2』287頁、あとがき等。〕。生徒会唯一の男子であることや度々放つセクハラ発言のせいもあって、他の生徒会メンバーからぞんざいな扱いを受けることもあるが、根は善人なので、「この学校で、あいつのことホントに嫌いな人間なんて一人もいない」(くりむ談)らしい〔。また、深夏には「あたしよりも人の中心」と評されている〔『生徒会の八方 碧陽学園生徒会議事録8』。〕)。 : 深夏がいないと寂しいらしく、そこをからかわれたこともある〔。 : 自身に向けられる好意は絶対に見逃さないと言い張っているが、くりむが林檎に遠回しではあるが「鍵のお嫁さん」を諦めさせられなくてがっかりしていたのを理解できなかったり、巡が自分に告白しているのを悪意からだと思っていたり、深夏が寄せる好意を身(命)の危険と勘違いするなど、大切な所ではかなりの鈍感である。そのため、生徒会メンバー全員からある種の好意を寄せられているのにも関わらず、ハーレムの完成には一歩及ばずにいる。また、普段は自分の欲望に素直になりすぎて周りから気持ち悪い子扱いされているが、相手に親切心、または恩人などという形で接すればイケメン成分数割増し状態になる。クラスメイトの巡には「天然フラグ製造機」「ナチュラルナンパ野郎」と評されている。 : 巡に対しては苦手意識を抱いているが、「一番尊敬している」と評している〔『生徒会の火種 碧陽学園生徒会黙示録3』。〕。 : 基本的にフェミニスト精神を心がけているが、男子にもそれなりに気配りが上手い。義妹の林檎を溺愛しているシスコンだが、気の弱い義妹に対してはドS。 : 中学二年生の頃は、その年齢ゆえに中二病にかかっていたらしい。 : 一人暮らしで生活費の足しにするために様々なバイトをしており、生徒会の雑務も一人でこなしているため、見た目とは裏腹にかなり多忙な日々を送っている。生活能力は不明だが、少なくとも中学時代までは家事はほとんどできなかった。漫画版では生徒会の面々が提案する個性的すぎるパンを、アレンジを加えて実際に料理するという腕前を見せた (いずれのパンも大好評だった)。そのほかの能力面においては、深夏曰く、「エロという点では群を抜いてダメ人間だけど、それを除けば割と完璧人間」らしい。中でも事務的能力は非常に高く、時間がかかる仕事を一人で短時間で終わらせ生徒会メンバーが仰天したほど。 : 鍵には中学時代に幼馴染の松原飛鳥と義妹の杉崎林檎という何よりも大切な2人がいたが、「精神的な二股状態」になってしまい、どっち付かずの気持ちのまま2人との破局を迎えてしまう。その後学校を休みがちになり同級生多数から暴力を受けていたが、高校1年初めの頃にくりむに出会い、彼女のアドバイスにより立ち直り、鍵にとっての理想の「主人公」を目指すうち今の人格が形成されていった〔。そしてそのために勉強やバイト、ゲームを必死で頑張っていた過程で他の生徒会メンバーと出会い自分の想いと決意を確かなものにしていった。なお悲劇的バッドエンドを迎えた飛鳥と林檎の2人であるが、近頃よりを戻していて比較的良好な関係に戻っている模様である。 :; 新・生徒会 :: 3年進級後の生徒会では、当初「人気投票1位は確実」とされていたにもかかわらず、自身のとった態度と新入生の人気のため3位に甘んじたものの生徒会入りはしている。 : ; : 声 - 本多真梨子 : 生徒会長であり3年生でA組所属。前年は生徒会副会長。血液型はA型。4月2日生まれ。身長は原作では140cmだが、アニメ版だと142cm、漫画版では145cmと表記されている。 花粉症持ち。 : 知弦には名前の「くりむ」からクリムゾン(真紅)を連想して「アカちゃん」(知弦にとっては別の意味もある。紅葉知弦の項を参照)、鍵からは「会長」、深夏と真冬からは「会長さん」と呼ばれる。 : ピンク色のショートボブにアホ毛が生えており、ワンポイントとしてワインレッドの色をしたリボンを左側の髪の毛に結んでいる。身長も胸もないため見事な幼児体型であり、その容姿からロリ扱いされ、更には小学生と間違われることも。胸が小さいため「ぺったんこ」と言う言葉に弱い。 : 成績も芳しくなく運動もできず(好きではあるらしい)、典型的な真面目人間でありながら、高校3年生にして何から何までお子様スケールのダメ人間。しかし、何事にも必要以上に一生懸命に取り組む。よく他の生徒会メンバーを振り回しているが、その分子ども扱いされてイジられることも多い。子ども扱いされると怒るが、知弦に対しては甘える態度を見せる。 : 怪談が大の苦手。怪談が学校の流行となった際は、防ごうとしたこともある。 : また人気投票の生徒会選挙で生徒会長に当選していることからもわかるとおり、外見と中身に反して異常なほどのカリスマ性の持ち主。鍵の言うことは聞かない生徒たちも、彼女の一喝で一斉に閉口するほどである。その一方で口を開けば空気の読めない発言や自分を棚に上げる発言、中身の伴わない正論を繰り返し人をムカつかせる才能をも合わせ持つ。自分が見聞きした名言などにすぐ感化され、本作のエピソードの多くは、彼女が名言を高らかにホワイトボードに掲示して宣言することから始まる。稀に行う仕事についてもいい加減なため、結局、鍵が後始末をすることになる。 : 家族関係は良好で、父親は会社の社長で金持ちの部類に入る。鍵はそのことからくりむのカリスマ性はこれに関係しているのではないかと推測している。父親が社長ということもあって本人の金銭感覚は少し狂っていて、父親の肩たたきやポストの新聞取りなどを社会の荒波だと勘違いするほどである。 : 極度の甘党。アニメの中での好物はウサマロ(くりむは「幸せ味」と呼んでいる)だが、原作では甘いもの全般が好きである。バニラキャラメル味のチュッパチャプス、メロンパン、レモン飴などにつられたことがある。 : 相手に合わせて携帯の着信音を変えている(例とすると鍵は「耳元で蚊が飛んでいるような音声」、杏子は「暴走族のバイク音」など)。 : 鍵との出会いは生徒会メンバーのなかで最も早く、1年前の春に学校の廊下で生徒会の書類を運んでいる時に邂逅した。鍵がエロゲ・ギャルゲマニアになったのは、そのときのくりむの発言がきっかけである(ただし、くりむは相手が鍵とは気付いていなかった〔『生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録1』。〕)。 : 幼稚園から小学校に上がる時、親の都合でこちらの土地に引っ越してきた。その時、くりむの父親は会社を新しく創設していたが、地元の人と一騒動あったらしく、その影響で大人達が子供に「桜野さんのところの子に近づくな」と警告をしたために、学校では受け入れては貰えなかった。大人達の問題が解決した頃には、くりむはクラスメイトに何も言えない状況に追い詰められており、またクラスメイトも彼女を省くという空気になっていたため、他人と関わるのに恐怖心を抱いてしまった。だが一番彼女が恐れていたのは、両親に好かれてきた自分を全部否定してしまうことだった。そして中学三年生の頃に栗花落杏子という一人の親友ができ、彼女との約束を守るため、くりむは変わりだした。 ; : 声 - 斉藤佑圭(第1期)→美名(第2期) : 生徒会書記であり3年生でA組所属。前年は生徒会副会長。血液型はAB型。11月22日生まれ〔。くりむとはクラスメイトで親友。 : 長く滑らかでサラサラとした黒髪のロングヘアに長身かつ巨乳という、非の打ちどころがない抜群のプロポーションの持ち主で、くりむとは正反対の大人びた容姿と落ち着いた物腰を持つ。とても高校生とは思えないほどの大人の魅力を振りまいている。 : 頭の回転が速く、趣味が勉強といっても過言ではないくらいこなしているため、成績は3年でトップの超優等生である。中学時代でも頭は良く、学年トップを取り続けており2位の奏とは大きな差をつけていた。 : 基本的に同級生は苗字で、下級生は呼び捨てで呼ぶ。そのため彼女にあだ名で呼ばれることは珍しいのだが、「別に友好度で区別しているわけじゃない」らしい。 : 普段から寡黙なタイプで常に落ち着いており、クールでありながら優しさを持ち合わせているという大人っぽい性格。生徒会の参謀的存在なのだが、反面かなりの毒舌かつ鞭を携帯するほどのドSで、よくくりむたちをやり込めては楽しんでいるが、生徒会メンバー以外がくりむたちで遊ぶのは決して許さない。機嫌が悪くなると不気味なほどの作り笑顔になり、その笑顔はリリシアが身を強張らせるレベルである。 : 株の取引に慣れ、自身が行った犯罪計画などを口にしたり休日には殺人事件に探偵として現れたりと、裏社会などの色々な世界に関わっている。 : 形から入るタイプの様で、本格的に忙しい時などにはモードチェンジのためなのか度の入って無い伊達眼鏡をかけることがある。 : 理想のタイプは「アカちゃん、それ以外になし」と百合と思わせる発言をしており、言い切っているが、男性であれば鍵のようなタイプが好みらしい(丸め込めやすく、自分色に染めることができるなどの理由から)〔『生徒会の三振 碧陽学園生徒会議事録3』〕。鍵に好意を寄せている。 : 可愛いものに目が無く、愛でるのが好きである(くりむを愛でる理由もこのため)。また『七光』で林檎から自身の鍵への想いを指摘された際には赤面して絶句をしたり、『八方』では「ドSな願い」ではなく「鍵への甘えたい願望」を知られたくないと思ったり、『九重』ではチョコを渡す際、緊張のあまり不自然な動きをとってしまうなど、本来は純真少女である。 : 鍵の不在、もしくは会話不能時に物語の語り部となることが多い。数度、番外編での主人公を張ったこともある。 : 碧陽学園に入学して約二週間がたった頃は、過去がまだ心の中で足枷になっていたようで人と関わりたいと思っておらず、周囲を冷たく突き放すという行動をとっていた。その時であったくりむに対して不気味さを感じる。しかし、彼女の本心に触れていったことでくりむと友人になりたいと思うようになった。また、彼女はくりむにとっての「高校で最初の本当の友達」である。また、この時がドSとド変態の始まりでもあったとくりむから述べられている〔『生徒会の九重 碧陽学園生徒会議事録9』〕。 : 鍵との出会いは1年前の秋。勉強などの無理のし過ぎで貧血で倒れた鍵を、保健室に居た彼女が手際よく介抱したことがきっかけ。鍵の過去を聞いた知弦は鍵を優しく抱きしめ、過去を鍵と共に吹っ切ることができた。鍵のあだ名が「キー君」になったのもそのときがきっかけである。 : 中学生の頃、宮代奏から酷いイジメを受けており(奏にとっては知弦に対する精一杯の愛情表現であった)、それから逃れるために学年トップの成績を取って名門の白枝高校に進むように見せかけ、1ランク下の碧陽学園に進学した(碧陽学園も名門校ではある)。ただし本人の中でイジメられたことはもう完全に過去になっており、傷を引きずるようなことはほとんど無く、むしろ自分からネタとして使っている位である。彼女がくりむを呼ぶ「アカちゃん」というあだ名は、かつてイジメの相手が自分に付けていたあだ名(紅葉=アカバ=アカちゃん)と同じであるが、これは、彼女がこのあだ名を思いついたときに、あえてこのあだ名を避けることは逆に自分の過去を引きずることになると考えたためである。 ; : 声 - 富樫美鈴 : 生徒会副会長で鍵のクラスメイトである2年生でB組の委員長。前年は生徒会会計。血液型はO型。9月6日生まれ〔。 : 鮮やかな色をした長い髪をまとめたツインテールが特徴で、髪を解くとまるで別人のように印象が変わり、鍵でさえ一目で気付かない。スタイルは抜群。 : 特定の部活動には所属していないが、運動神経抜群なので助っ人としてよく顔を出している。真冬とは対照的に体を動かすのは、真冬の分まで自分が縦横無尽に暴れて、それを見ている真冬に少しでも充実感を分け与えてあげたいと思っているためである。外では体を動かすのが好きだが、家ではすることが勉強位しかないので、成績は学年5位以内を取る優等生でもある。 : リーダーシップがあり正義感が強く、男口調でボーイッシュな性格だが中身は誰よりも乙女である。それゆえ女生徒からの人気が高く本人も満更ではない様子だが、リリシアに百合疑惑をかけられた時は全力で否定していた。しかし、自身でも男よりは女の方が好きと話している。ちなみに昔の夢は「お嫁さんになること」。 : 母親の離婚後は男という生き物が判らなくなってしまい、「男」を理解するために少年漫画などの「熱血もの」を読むようになり、生徒会でもその手の意見を多く出している。また、自身も筋金入りの熱血少女である。 : また、真冬を溺愛するシスコンであり、真冬を大事に思うあまりに幼少時に「男の汚さ」を徹底的に教え込み、男性恐怖症に陥れた元凶でもある。真冬限定だが彼女の洗脳能力は異常で、記憶操作や覚醒などはお手の物である。 : リリシア曰く、クラスにおける鍵との夫婦漫才から、クラスの皆には半ば公認カップルとして見られているらしい。ただし“相方”の鍵曰く「デレる気配が微塵もない正統派ツンデレ」。生徒会メンバーと旅行した際に足の臭いを気にしてか、自分が履いている靴下の中に十円玉を入れていたことがある。 : 髪型を三つ編みにしてしまうと自身曰く、「キャラがぶれて力が出ない」らしい〔。:「オールナイト全時空・エバーグリーン」の「定められた一言」コーナーでは毎回精神が真冬と共に崩壊しており、『七光』では鍵が記憶喪失となった際に語り手をした〔『生徒会の七光 碧陽学園生徒会議事録7』、76-114頁。〕。『八方』では自分が鍵に対して持っている好意を自覚し、自ら一瞬で鍵も気付かないようなキスをした。そして、デレ期に入ったらしく『九重』からは隙があればストレートに鍵に告白をしている。鍵を殴るなどで幸せを感じ、鍵は疑問に感じているが本人曰く「デレたときのメリット 略してデメリット」があるらしい〔。 : 去年の生徒会がマジメすぎたため今年の生徒会のマジメな会議は極端に嫌う。 : 鍵との出会いは1年前の夏。生徒会を目指そうとした鍵が同じ学年で生徒会役員の深夏に、「どうしたらキミみたいになれる」と質問したことがきっかけ。その時の「あたしになろうとしているヤツに、生徒会に入る資格はねえだろ」と冷たい目で言い放たれた言葉に、鍵はショックを受け、自分らしさを磨く日々に突入した〔『生徒会の三振 碧陽学園生徒会議事録3』、226-227頁、238頁。〕。 : 深夏は小学生の頃の母親の再婚相手の「おじさん」の登場により、母親の椎名香澄と少し気を使った関係になってしまった。またそれにより味わったいやな気持ちを妹には味わわせたくないという思いから、母親・おじさん側と、自分・真冬側との線引きは、真冬を全寮制の女子校に入学させ自分もそこに転校するまでに徹底していた。その後、深夏が中学3年になった時に母親は破局し、少し複雑な距離感が残るものの、元の一緒の生活に戻り幸せに暮らしている。生徒会で過ごしているうちに鍵の存在が彼女の中で大きくなっており、家族の中に男がいるのも前よりも悪く感じてはいなくなっている。そのため、後に母親が正式に再婚することになった際は、新しい家族を受け入れる決心をした。その結果として今年度の生徒会活動の終了と同時に、内地へ真冬と共に転校することになった。 ; : 声 - 堀中優希(第1期)→野水伊織(第2期) : 生徒会会計で唯一の1年生でC組所属。血液型はA型。2月22日生まれ〔。深夏の妹。 : 色素の薄いストレートヘアに白い肌を持ち、頭にちょこんと乗せたリボンが特徴的な儚げな容姿に、男性が苦手(鍵は平気)な男性恐怖症であり、かつ一人称が「真冬」と少し子供っぽい所もあり、姉とは正反対の大人しく引っ込み思案な性格。しかし、生徒会のメンバーには心を許して気持ちを素直に表現出来るようになっており、相手の傷口に塩を塗りこむ(失礼に当たる)言動を発することもあるが、本人に悪気は全く無い。 : 一方で鍵を主人公にした善樹との関係を描いたボーイズラブ小説を創作する腐女子じみた一面も。妄想癖があり鍵と善樹のBL妄想、および小説執筆を趣味にしている。更に廃人だという自覚があるほど重度のゲーム好きで、RPGをあげつらったくりむを見返すために、他の生徒会メンバーを巻き込んでくりむにやらせるためだけのRPGを1本作ってしまうほどゲーマーとしての矜恃は高い。むしろ、どんな疲労もゲームをプレイした途端に心身ともに回復する体質。動画投稿サイトでは「神」と称されており〔『生徒会の四散 学園生徒会議事録4』〕、ヲタク趣味に走りつつ金銭面で家族にまったく迷惑をかけないほどの額を稼いだり、ブログの訪問者数はそこらのアイドルより多かったりと、異様なほどネット関連でのスキルが高い。ネット界では「瑠璃色の堕天使」と称されている。本人は気付いていないが、クラスでは「神」として崇拝され外出時にはクラス全員からストーカー行為をされている。 : 姉と違い家ではゲームなどをしているため、勉強はあまりやっていないようだが、それでも上の中には入っている優等生。 : 体が弱く体力は全然無い病弱な性質。無理な運動やアクティブなことは出来ず、普通に過ごす分は良いが無理をすると直ぐに体調を崩す。昔からそのような感じだったため、寝つきが悪い。自身では子供の頃にあまり体を動かせなかったからと推測している。しかし、そんな体に生まれてきた事を免罪符にしていたりもする。 : しかし覚醒するとZ戦士並みの戦闘力を発揮する。図書カード1万円を手に入れるために覚醒したことがある。その時には姉の深夏を真っ先に倒そうとした。 : 彼女もまた姉と同様に、深夏の事を心の底から愛しているシスコン。 : 鍵に真っ直ぐな好意を示し告白もしているが、その好意は世間一般のものから大いにズレ、「告白はしたが付き合いたくはない」とのことから、真に鍵と恋愛関係になるのか、まだまだ謎。『五彩』以降は「本当に先輩(真冬ちゃん)は真冬(俺)のこと好きなんです(なんだ)よね!?」というやりとりが当たり前になるほど、お互いの扱いがある意味酷くなっている。 : 『九重』ではバレンタインデーに鍵に手作りチョコを渡し、その上鍵に抱擁してほしいと希望した。 : 鍵との出会いは1年前の冬。勉強やバイトやエロゲや鍛錬を体調無視で強行し、さらに失踪した星野巡を深夜まで捜索した翌日のバイト後で力尽きて公園で倒れていた鍵を、丁度傍を通りかかった真冬が助けたのがきっかけ。男性を心の底から怖いものと思い込んでいたのに、それでも助けてくれようとした真冬を見て鍵は「こういう女の子をちゃんと守れる男になってやる」と決意した〔〔『生徒会の水際 碧陽学園生徒会黙示録4』〕。 : 深夏は真冬には知られまいとしていたが、真冬は両親と深夏の件はすべて知っていて、それでもなお自分を一番に愛してくれる姉を信じ、世間一般論から間違っていると判っていても姉の語る男理論を信じて男嫌いになっていた。その上で母親とうまくやれているのは、深夏の引いた線をまたいで家族の架け橋になることが弱い自分の果たせる役割だと信じているからである。また、姉の男理論を貫き通していく上で鍵を好きになってしまったことはルール違反だと思っており、今までは深夏も彼を好いているから大丈夫だと言い聞かせていた。しかし、それでも姉が彼と仲良くすることを許可しない限りはまだ自分の中では許せてはいないらしい。けれど自ら鍵に歩み寄ることをした。 ; : 声 - 小菅真美 :『二心』で生徒会顧問に就任した新任の国語教師。顧問教師の権力をもって生徒会に介入する。 : 攻撃的な美を表したような容姿の持ち主で、艶やかな闇色の髪をアップに纏めており、普段はスラリとした体躯を強調させるタイトな紺色のスーツを着ている。 : くりむと同じような唯我独尊タイプの自信家で傍若無人な性格だが案外打たれ弱く、漢言葉を使用する。生徒会メンバーに劣らない個性派で、メンバーの会話に割って入っては場を引っ掻き回すことが多い。本人のスペックは非常に高く、口では知弦ですら敵わないほどである。鍵は一目見た瞬間に一枚上の相手だと推測していたが、今では鍵に「知れば知るほど駄目な人」と言われている。 : 推理力に長けており、廊下ですれ違った林檎を一目見ただけで鍵の義妹と見抜く。 : 彼女の行う授業は厳しく脱線ばかりするが、普通にやっててついていけない授業は行わない。真冬の作ったRPGでは選択肢によっては感動的なシナリオに進める。しかし、アニメの宣伝のために脚本を自ら書くが、国語教師という立場なので国語に詳しすぎて逆にプレーンな内容となっており、生徒会メンバーからは批判されたことも。 : 自炊が出来ず、掃除もいい加減で家庭生活能力がゼロである。そのためよく購買のパンを購入している常連。一度食べすぎで倒れたこともある。 : 生徒会顧問にもかかわらず出番が少ないことを気にしており、『六花』で愚痴り『七光』で出演を涙ながらに懇願した。そのお陰か『八方』でも登場するものの、真冬から「使えない」と言われるなど、生徒会役員からの扱いはぞんざいになりつつある。 : 碧陽学園には何らかの目的があって在籍している模様。その目的は『五彩』の最終話で明らかとなる。実際、彼女自身の目的は『三振』のエピローグで明らかとなるが「企業」の目的に関しては彼女の口からは語られない。 : もともとは作者の前作『マテリアルゴースト』の登場人物。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「生徒会の一存の登場人物」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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