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正善寺(しょうぜんじ)は愛媛県西条市に所在する高野山真言宗の寺院。本寺と境外寺院の生木地蔵(いききじぞう)とがある。生木地蔵は四国別格二十霊場十一番札所となっている。山号は生木山(いききざん)。本尊は本寺が薬師如来、生木地蔵が延命地蔵菩薩。 本寺は周桑郡新四国第二十二番札所。生木地蔵は四国別格二十霊場十一番札所、伊予六地蔵霊場二番札所。 御詠歌:一夜にて 願いを立つる みこころは 幾代かはらぬ 楠のみどりば(生木地蔵) == 概要 == 生木地蔵は福岡八幡宮が鎮座する四尾山(おしぶやま)と呼ばれる小山の麓にある。 伝承によれば、空海(弘法大師)が巡錫の折、四尾山の麓で仮寝をした。その際に楠の大木に童子が現れた。これに霊感を得た空海が、その楠に一夜で地蔵菩薩を刻んだ。しかし、天邪鬼が鶏の鳴き真似をしたので、夜が明けたと思った空海は地蔵の片耳を刻み残したまま立ち去ったといわれている。 青葉の茂る楠に地蔵が刻まれたので「生木地蔵」と呼ばれるようになった。 この楠の大木は昭和29年(1954年)9月26日に来襲した洞爺丸台風によって根元から倒れた。そこに刻まれた地蔵菩薩は無事であったので、お堂を建立し本尊として祀られた。 なお、倒木は樹齢1200年と推定されており、本堂向かって左側に祀られている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「正善寺」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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