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生野ダム(いくのダム)は、兵庫県朝来市生野町竹野原地先、二級水系市川本川上流部に建設されたダムである。 == 沿革 == 市川は二級河川であるが、流路延長70.7kmと県内では武庫川・千種川とならぶ代表的な二級河川である。流域には姫路市を始め人口が多い地域を擁している。しかしながら当時は河川整備はあまり進んでいるとはいえず、大雨の際には度々増水し沿岸に被害を与えていた。一方姫路市の人口増加によって次第に郊外においても宅地化は進行し、これに伴い堤防の建設といった河川整備が次第に行いづらくなっていた。さらに人口増加は上水道需要の増加をもたらし、かつ播磨灘沿岸の播磨臨海工業地帯は「工業整備特別地域」に指定されたこともあって新日本製鐵や山陽特殊製鋼等の大規模製鉄所が進出、工業用水の需要も急速に高まった。だが、元来瀬戸内海気候に属する播磨平野は少雨傾向が強く、古来より溜池が多く建設されているように水の確保が難儀な地域であり、渇水時には姫路市でも給水制限を余儀なくされていた。 こうしたことから、市川の治水と利水を効率的に図るべく多目的ダムによる総合開発が妥当という結論に達し、兵庫県県土整備部は「市川総合開発事業」を1968年(昭和43年)より計画。その根幹事業として生野銀山のある朝来郡生野町の竹原野地点の市川本川に補助多目的ダムを建設することになった。これが生野ダムである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「生野ダム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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