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問答法(もんどうほう、; )または対話法(たいわほう)は、広義では質問と討論の形式による思想の叙述である。これは古代ギリシアの哲学や戯曲、また孔子の『論語』や仏教の諸経典においても認められる。狭義には古代ギリシアの哲学者ソクラテスが用いた真理探究もしくは教育の手法を指し、現在これは心理療法でも応用されている。本項目では後者について述べる。 ==ソクラテス式問答法== ソクラテス式問答法(英: Socratic Method、Socratic Debate)は、反対の立場にある個人間での質問と討論の形式であり、理性的思考を刺激しアイデアを生み出すための質問と回答に基づく。エレンコス (Elenchos) とも。弁証法の一種であり、対立する観点同士で戦わせる弁論の形式となることが多い。一方が自説を補強するなどして、もう一方に矛盾を気づかせる。 ソクラテスがこのような問答を友人のアテネ人達と行うようになったのは、幼馴染のカイレポンがデルフォイの神殿を訪れ、ギリシア内にソクラテスより賢い人がいるかを尋ねたのがきっかけだった。ソクラテスはこれを一種のパラドックスと捉え、この難題の答えを得るために問答法を使うようになった。しかし、ディオゲネス・ラエルティオスはプロタゴラスがこの「ソクラテス式」問答法を発明したとし、またクロビュロスがこのディアレクティケーという語および形式を哲学に導入したとしている〔。ディオゲネス・ラエルティオス『ギリシア哲学者列伝』岩波文庫。Jarratt, Susan C. ''Rereading the Sophists: Classical Rhetoric Refigured''. Carbondale and Edwardsville: Southern Illinois University Press, 1991., p 83.〕〔Sprague, Rosamond Kent, ''The Older Sophists'', Hackett Publishing Company (ISBN 0-87220-556-8)., p. 5〕。 プラトンは『エウテュプロン』や『イオン』といた初期の対話篇で、ソクラテス式問答法を散文で表す形式を確立し、一般にソクラテスが道徳や認識論について市民とやりとりする様子を描いた。 ソクラテス的発問 (Socratic Questioning) とは、元の質問に対して質問で応えることを意味する。これは、会話の進行に合わせて、新しい質問を再定式化することを最初の質問者に強いる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「問答法」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Dialogue 」があります。 スポンサード リンク
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