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甫与志岳(ほよしだけ)は、大隅半島南東部に聳える山であり、肝属山地の最高峰である。鹿児島県肝付町にあり、かつての高山町と内之浦町の境界部にまたがる。 == 地理 == 北方に黒尊岳、国見山が連なり、三山を合わせて「国見の三岳」と呼ばれる。山頂付近は高さ20メートル、周囲120メートルの巨大な花崗岩から成っており、岩の洞に彦火火出見尊(穂穂手見命)を祀る石祠がある。山頂には一等三角点が置かれており、太平洋、高隈山、霧島山に加え、遠く鹿児島湾、薩摩半島、屋久島、種子島を望むことができる〔『内之浦町誌』 pp.24-29〕。登山道としては二股川キャンプ場から甫与志林道を経て南西から登るルートが一般的であり、他に黒尊岳を経て北から縦走するルート、姫門林道を経て南東から登るルート、二股林道を経て北西から登るルートがある〔斉藤篤司監修 『健康になる九州の山歩き』 pp.150-151、南日本新聞社、2009年、ISBN 978-4-86074-150-1〕。山頂付近は鎖場となっている。 イスノキやアカガシなどの常緑広葉樹に覆われているが、山頂付近には落葉広葉樹も見られる。肝属山地にのみ自生するキモツキミツバツツジやオオスミミツバツツジが分布し、白い花を咲かせるアケボノツツジの群落がある。甫与志岳の南西部、荒西山にかけての標高700メートル以上の東南斜面は「万九郎県自然環境保全地域」に指定されている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「甫与志岳」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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