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田中 益信(たなか ますのぶ、生没年不詳)とは、江戸時代中期の浮世絵師。 == 来歴 == 奥村政信の門人と思われる。三晴堂、善居斎、善辰斎と号す。元文(1736年 - 1741年)から延享(1744年 - 1748年)頃に活躍した。延享2年(1745年)に作画されたもので、西洋画の遠近法を取入れた奥村政信風の浮絵漆絵の他、役者絵や肉筆画がある。紅絵「七種わかやぎ曽我」では、坂東彦三郎・工藤祐経、市村満蔵・曽我十郎、尾上菊五郎・曽我五郎を描き、漆絵「おんな楠よそおい鑑」では芳沢あやめ・山吹、瀧中秀松・花園、沢村歌菊・錦木を描いている。 また同じ延享3年(1746年)の大小暦も知られており、その他に黒本、青本など草双紙の挿絵も描いた。特に肉筆画に優れた手腕を発揮している。「品川青楼図」は、品川楼上の風景を描いており、沖合いに白い帆が点在、遥かに房総の山々が望まれる。描かれた女性に見られる明快、硬調の表出は一種乾いた情感を生み出し、新鮮な魅力をも放っている。また、風景表現には素朴な洋風画法が効果的に試みられている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「田中益信」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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