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田中重太郎 : ミニ英和和英辞書
田中重太郎[たなか じゅうたろう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [た]
 【名詞】 1. rice field 
: [なか]
 【名詞】 1. inside 2. middle 3. among 
: [おも]
  1. (adj-na,n) main 2. principal 3. important

田中重太郎 : ウィキペディア日本語版
田中重太郎[たなか じゅうたろう]
田中 重太郎(たなか じゅうたろう、1917年7月7日 - 1987年5月16日)は、日本国文学者(文学博士)。京都市出身。
立命館中学校教諭などを経て1959年相愛女子短期大学(現相愛大学)教授。のちに駿台予備学校京都校などで講師も勤めている。
枕草子』研究で知られ、1947年日本古典全書朝日新聞社)の校註を行った際より「草子」や「草紙」は元の意味に即して「冊子」と書き表すべきであるとして「枕冊子」の表記にこだわり続けた。
『枕草子』の写本が4系統存在する中で、田中自身は江戸時代北村季吟が『枕草子春曙抄』を刊行してから大正期まで流布本の主流であった能因本に代わって昭和初期に池田亀鑑が本文解釈上の優位性を提唱した三巻本を善本とする立場より日本古典全書でも底本に三巻本を採用したが、1953年に『校本枕冊子』を刊行した際は当時の学界で依然として広く支持されていた能因本(三条西家旧蔵本)を底本として採用。1972年より『枕冊子全注釈』(角川書店)全5巻〔当初は全4巻の構想であった。〕の刊行を開始した際も『校本枕冊子』の本文に対する注釈を補完する観点と、過去に日本古典全書で三巻本の注釈を行った経緯より能因本を底本に採用した。
『全注釈』の刊行開始より11年目の1983年に第4巻が刊行された後、最終巻を残して1987年に逝去。享年71(満69歳没)。第5巻は鈴木弘道が田中の遺稿を基に作業を継承したが、鈴木も完成を待たず1992年に逝去し最終的に中西健治の手で完成、1995年に第1巻発売より23年を費やして完結した。田中が生前に収集した『枕草子』関連の資料群を始めとするコレクションは現在、相愛大学図書館で春曙文庫(しゅんしょぶんこ)として所蔵されている。
娘の田中雅子(2011年没)は「」短歌会に所属する歌人であった。
== 主な著書 ==

* 枕冊子(朝日新聞社・日本古典全書、1947年)
* 清少納言枕冊子の研究(古典文庫、1947年)
* 堺本枕冊子(古典文庫、1948年
* 前田家本枕冊子新註(古典文庫、1951年
* 校本枕冊子(古典文庫、1953年 - 1969年
* 枕冊子本文の研究(初音書房、1960年
* 評釈枕冊子 解釈と文法(旺文社1968年
* 清少納言枕冊子研究(笠間書院1971年
* 枕冊子全注釈 全5巻(角川書店、1972年 - 1995年)
* 枕冊子上・下(旺文社文庫1973年 - 1974年
* 枕冊子三十五年(笠間書院、1975年
* 校注枕冊子(笠間書院、1975年)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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