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田口 良遠(たぐち の よしとお)は、平安時代末期、鎌倉時代初期の阿波国名西郡桜間郷(徳島県名西郡石井町桜間)の武将・豪族。桜庭良遠、能遠とも。 == 概略 == 平家の有力家人・田口成良の弟。伯父(または叔父)の桜間外記大夫良連(よしつら)の養子となって阿波国衙近辺の桜間を領し、桜間介良遠と称される。 田口一族は四国の有力豪族として四国に落ち延びた平家を支えていた。源義経が平家討伐のため少数の兵で阿波国へ渡り、待ち構えていた養父・田口良連の軍勢を撃破して良連を捕縛した(『源平盛衰記』)。 義経は敵兵の中から阿波住人の近藤七親家を捕らえて案内させ、平家が陣を構える屋島へ向かう道中、背後を衝かれないように勝浦郡にある田口良遠の城〔この城は勝浦郡託羅郷(現・徳島市本庄町)の「本庄城」(参考文献の1、127頁)。〕を攻撃し、良遠は城を捨てて逃亡した(『吾妻鏡』文治元年(1185年)2月18日条)。 その後讃岐街道を破竹の勢いで進撃した義経は平家本陣へ奇襲をかけ、平家は屋島の戦いで致命的な敗北を喫する事になる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「田口良遠」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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