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田端信号場駅(たばたしんごうじょうえき)は、東京都北区東田端二丁目にある日本貨物鉄道(JR貨物)の駅である。東北本線所属。かつては同線と貨物支線(北王子線)の分岐駅でもあった。 営業キロ設定上、東日本旅客鉄道(JR東日本)の田端駅と同一地点とみなされる。常磐線貨物支線(三河島駅方面)や山手貨物線からも進入が可能である。 == 駅概要 == 田端駅付近の6本の着発線と上中里駅付近から王子駅付近にかけてのびる1本の着発線(山手着発線)を通路線が結ぶかたちで2km弱に亘る長い構内をもつ地上駅。構内にはそのほか仕訳線(留置線)と田端運転所南部機留線があり、東北新幹線の車両基地である東京新幹線車両センター(上一運)とすぐ隣合せの位置関係になっている。なお田端機関区も併設されているが、こちらはJR貨物の乗務員基地であり、構内があるわけではない。 上中里駅付近では大崎駅方面からの山手貨物線と合流し、反対に田端駅付近の構内南端から先に進むと常磐貨物線となって三河島駅で日暮里駅からの常磐線と合流する。常磐貨物線の起点であるとともに東北貨物線の事実上の起点になっており、田端信号場駅総合事務所付近の着発1番線にある甲号距離標には「7k110m東北貨物」「0k000m常磐貨物」と併記されている。北王子線(2014年3月運転終了)は構内北端から分岐していた。 田端信号場駅はかつて田端操車場や田端操駅と呼ばれ、日本で最も歴史のある貨物操車場の1つとして鉄道貨物輸送に大きく貢献したが、鉄道貨物輸送自体の衰退、コンテナ輸送やフレートライナー方式導入などの近代化・合理化、そして武蔵野線や武蔵野操車場開業による都心バイパスルートの確立により取扱車数が減少する中、東京まで延伸する東北新幹線の車両基地として構内用地の大半が切換えられたことで、操配設備の規模を大幅に縮小して現在に至っている。新幹線車両基地が完成したのは1985年のことで、かつて東海道・東北・中央・常磐各方面への方向別仕訳線だったエリアや山手貨物線、東北貨物線方面への出発線があったエリアが、収容線や入出区線にあてられた。これは構内全面積約28万㎡のうち約46%にあたる13万㎡〔羽山 勝「第16回施工研究発表会記録 東北幹田端地区建設に伴う田端操構内切換え計画について」『東工32(4)』、日本国有鉄道東京第一工事局編、1982年3月、116-129頁〕が新幹線基地に切換えられた大規模工事であった。 また、現在のJR東日本東京支社ビル付近には、かつて1面のコンテナホームがあった他、東北本線(尾久廻り)の高架線東側には日本運輸倉庫株式会社東京食品事業所の荷役線があり、有蓋車やコンテナを積んだコンテナ車が乗り入れていた。1975年頃までは、主に秋葉原貨物駅との連絡用として、常磐線の日暮里駅とを結ぶ単線の連絡線もあり、三河島駅へ向かう貨物線と合わせてデルタ線を構成していた〔 - 当時の東京都心国鉄線の配線図が掲載されている。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「田端信号場駅」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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