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田舎郡(いなかぐん、いなかのこおり)は、青森県の津軽平野の黒石市・南津軽郡尾上町(現平川市)・田舎館村付近に存在した〔『浪岡町史』p.699-700〕郡である。 == 沿革 == かつて奥六郡の北には郡は置かれなかったが、延久蝦夷合戦の結果、糠部郡、鹿角郡、比内郡、平賀郡、鼻和郡、田舎郡が建郡された。 建郡の時期は文献がないため不明だが、清原真衡の時代という説と藤原清衡の時代(奥州藤原氏)という説がある〔『青森県の歴史』p.76-88〕。 田舎郡は、かつての陸奥国の青森湾、津軽平野などにかけた広い地域に位置し、建武元年(1334年)8月21日の工藤貞行譲状にあるのが初見である。 南北朝期には、田舎郡の一部である津軽平野東部に津軽山辺郡が一時的に建てられ〔『角川日本地名大辞典 2 青森県』〕、津軽四郡とも呼ばれた。 江戸時代前期の寛文4年(1664年)の朱印改めに際し、「田舎郡」・「鼻和郡」・「平賀郡」の津軽三郡はそれぞれ「田舎庄」・「鼻和庄」・「平賀庄」と改称し、郡名は消滅して津軽郡となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「田舎郡」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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