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中部地方(ちゅうぶちほう)は、日本の地方区分(全国八地方区分)の一つで、本州中部の総称である。 == 概要 == 日本列島の中央に位置し、東を東北地方と関東地方、西を近畿地方、南を太平洋、北を日本海に囲まれた地方である。大きく分けて、日本海に面する北陸地方、内陸部の中央高地(東山地方)、太平洋に面する東海地方の大半に分けられ、それぞれ大きく分けられた地方を組み合わせて中部地方と総称される。〔谷岡武雄・山口恵一郎監修・三省堂編集所編『コンサイス日本地名事典 第3版』(三省堂、1989年12月第3版発行、ISBN 4385153280)の「中部地方」の項目によれば、「本州の中央部、新潟・富山・石川・福井・山梨・長野・岐阜・静岡・愛知9県の総称。8地方区分の一。北陸・東山(中央高地)・東海の3地方に区分される」と記されている。〕 * 日本海に面する県:新潟県、富山県、石川県、福井県〔前掲の「北陸」によれば、「北陸3県:富山・石川・福井、北陸4県:北陸3県に新潟県を加える。普通4県の総称。上代からの北陸道の地域」と記されている。〕 * 内陸に位置する県:山梨県、長野県、岐阜県〔前掲の「東山地方」によれば、「岐阜・長野・山梨3県の地。地理的には岐阜県では北部の飛騨のみを含み、南部の美濃は東海地方に属する」と記されている。〕〔前掲の「中央高地」によれば、「山梨・長野・岐阜3県にまたがる本州中央部の高地地域の称。飛騨・木曾・赤石の3山脈とこれに接する山地・火山地帯の総称。東山道の西部に相当。地理区としては東山地方と同義で、東海地方・北陸地方に対する」と記されている。〕 * 太平洋に面する県:静岡県、愛知県 ; 交通史での用語 * 日本海側:北陸道 * 内陸側:東山道(街道名では中山道) * 太平洋側:東海道 中央部に険しい日本アルプスがそびえること、日本の経済・文化の東西の中心地である東京と大阪の中間に位置することから、中部地方は東側と西側でも様々な面で違いがあり、一体の地方としての結びつきは強くない。大まかにいえば、文化面では糸魚川浜名湖線、地質や植生ではフォッサマグナが東西の境界となる。〔東側・西側に関する内容は谷岡武雄・山口恵一郎監修・三省堂編集所編『コンサイス日本地名事典 第3版』(三省堂、1989年12月発行)の「東日本」②③の項目。〕〔中学校学習指導要領解説 社会編 P52 - 文部科学省のウェブサイト〕〔東京学芸大学 2010 年度重点研究 教員養成課程における「小学校社会科」教育プログラムの開発 報告書 P18 - 東京学芸大学のウェブサイト〕 糸魚川浜名湖線から東側は広域関東圏に含まれることがあり、特に東京都に隣接する山梨県は首都圏の一角を占めている。名古屋市を中心とする地域では名古屋圏を形成し、近畿地方でありながら名古屋市と経済的繋がりの強い三重県を東海地方として扱い、名古屋市から遠隔地となり関東・東京との結びつきの強い新潟県と山梨県は関東甲信越地方とされることが多い。また各県内でも河川の流域や交通事情などによって細かに違いがある(静岡県伊豆地域など)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中部地方」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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