翻訳と辞書
Words near each other
・ 画像下治療
・ 画像作成ソフト
・ 画像修正
・ 画像再構成時間
・ 画像処理
・ 画像処理ソフト
・ 画像処理ソフトウェア
・ 画像処理装置
・ 画像収集時間
・ 画像圧縮
画像型パスワード
・ 画像安定装置
・ 画像形式
・ 画像情報教育振興協会
・ 画像所見
・ 画像探索機II型
・ 画像掲示板
・ 画像提供依頼
・ 画像書積
・ 画像編集


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

画像型パスワード : ミニ英和和英辞書
画像型パスワード[がぞう]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [かく, が]
 【名詞】 1. stroke 
画像 : [がぞう]
 【名詞】 1. image 2. picture 3. portrait 
: [ぞう]
  1. (n,n-suf) statue 2. image 3. figure 4. picture 5. portrait 
: [かた]
 【名詞】 1. mold 2. mould 3. model 4. style 5. shape 6. data type 
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

画像型パスワード ( リダイレクト:画像認証 ) : ウィキペディア日本語版
画像認証[がぞうにんしょう]

画像認証(がぞうにんしょう)とは、文字パスワードと同じく記憶認証の一種で、利用者が画像を認識することによって本人認証を行う方法の総称である。
== 特徴 ==
一般的に、人間の脳は画像や音声等のパターン情報処理の方が、単純計算や記号等のシンボル処理よりも得意であると言われている。そこで、文字列パスワードに使われるような無意味な文字列の代わりに画像を使用することにより、人間の画像記憶能力を活用して、より安全な本人認証を目指すのが画像活用型本人認証である。
「覚えやすいものは破られやすく、破られ難いものは覚え難い」という文字パスワードの特性は、人間の記憶の特性からきている。認知心理学の知見では、意味のある画像は文字列に比べて記憶の優位性があり(画像優位性効果〔言語記憶に比べて画像記憶が優れることは「画像優位性効果(picture superiority effect)」として知られている。本効果の理論的説明の代表的なものは、Paivio(1971)によって提唱された「二重符号化説(dual coding theory)」と呼ばれる理論である。 Paivio, A. (1971). Imagery and verbal processes. Oxford England: Holt, Rinehart & Winston. 〕)、提示された画像群から記憶すべき画像を選ぶこと(記憶対象の再認)は、記憶している文字列を思い出すこと(記憶の再生)に比べて容易〔記憶の想起について、再認の方が再生よりも易しいことは多くの研究によって認められている。理論的説明の代表例は、Anderson & Bower (1972)やKintsch (1970)による「再生の2段階説」である。再生は、求められた記憶を頭の中で探し出す「探索(search)」段階と、探し出したものが求められた記憶であるかどうかを吟味する「照合(decision)」段階という2つの過程によって構成される。これに対して、再認は探索過程を必要とせず照合過程のみで成り立つ、つまり再生は再認に比べて探索という過程が余計に加わっているため難しいと考えられる。 Anderson, J. R., & Bower, G. H. (1972). Recognition and retrieval processes in free recall. Psychological Review, 79(2), 97-123.〕であり、しかも高齢者では再生よりも再認の方が、若年者と比較した場合の記憶成績の低下が小さい〔高齢者では、再生よりも再認の方が、若年者と比較した場合の記憶成績の低下が小さくなる。例えば、Schonfield & Roberson (1966)が行った実験では、再生では年齢が高くなるにつれて記憶成績が悪くなっていくが、再認では年齢層の違いによって記憶成績に違いは見られないことが示されている。Schonfield, D., & Robertson, B. A. (1966). Memory storage and aging.Canadian Journal of Psychology/ Revue canadienne de psychologie, 20(2), 228-236.〕ことが知られている。パスワードに画像を使うことは人間の記憶の特性にあった方法である。
対象となる画像には、ユーザにとって「具体的な意味のある画像」と「特に意味をなさない無意味画像」がある。「具体的な意味のある画像」と、例えば、自分の経験した記憶につながる想い出の人物・風景の写真や自分の知っている知識と結び付けられるもの(既知の動物、植物、食物などの写真など)である。これに対して「特に意味をなさない無意味画像」とは、抽象画、デザイン画、特定物のない風景等やユーザの知識とは結びつかないものの画像をいう。文字列に比べて記憶における優位性が発揮されるという「画像優位性効果」が認められるのは「具体的な意味のある画像」を選択する場合に限られる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「画像認証」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.