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番台区分 : ミニ英和和英辞書
番台区分[ばんだいくぶん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ばん]
 【名詞】 1. (1) watch 2. guard 3. lookout 4. (2) bout, match (sumo) 5. (3) (one's) turn
番台 : [ばんだい]
 【名詞】 1. a watch stand 2. a watcher's seat
: [だい]
  1. (n,n-suf) (1) stand 2. rack 3. table 4. (2) support 5. (3) belt 6. (4) counter for machines, incl. vehicles 
: [く]
 【名詞】 1. ward 2. district 3. section 
区分 : [くぶん]
  1. (n,vs) division 2. section 3. demarcation 4. partition 5. segmentation 6. subdivision 7. (traffic) lane 8. compartment 9. classification 10. sorting 
: [ぶん, ふん]
  1. (n,n-suf,pref) (1) part 2. segment 3. share 4. ration 5. (2) rate 6. (3) degree 7. one's lot 8. one's status 9. relation 10. duty 1 1. kind 12. lot 13. (4) in proportion to 14. just as much as 1

番台区分 : ウィキペディア日本語版
番台区分[ばんだいくぶん]
番台区分(ばんだいくぶん)とは、物品などにシリアル番号を振る場合などにおいて、仕様の違うものに対して切りの良い番号に飛ばして付番し、区別・整理する手法のこと。番台は、番代と表記する場合もある。
ここでは、鉄道車両において同じ種類(形式番号)の車両を性能設備などに応じて分けるための番号の区分、特に日本国有鉄道(国鉄)およびJR各社(四国旅客鉄道(JR四国)の一部の車両を除く)が保有する車両の番台区分について記述する。
== 概要 ==
鉄道車両には、一般に形式ごとに形式称号とは別の固有の車両番号(製造番号)が与えられており、通常は1から順に付番される(必ずしも落成順に与えられているとは限らない)。しかし、同形式の車両ではあるが細部が異なる仕様で製造されたり、改造により後天的に仕様に変化が生じる場合があり、管理上などの面で形式変更をせずにそれまでの車両と区別するため、区分する車両数(前後に既存番台がある場合はその車両数も)を考慮した切りのいい2 - 4桁程度の数字(10・100・1000など。末尾1から始める場合もある〔主に、製造番号が0(または000)から始まる形式(数字のみの形式の蒸気機関車や国鉄時代の貨車および旧式の電車・気動車・客車など)は下一桁0から、1から始まる形式は下一桁1(11・101・1001など)から付番される。〕)から新たに振り直すという作業が行われることがある。これを番台区分といい、前記の例では、10番台・100番台・1000番台と呼ぶ。ただし、想定した車両数を上回る増備が行われ、すでにある別の区分番台に達してしまう場合には、既存の区分番台の後の切りのいい番号へ飛ばし続番として処理する場合もある〔例えばDD51形500番台は300両以上製造されたが、後ろに貨物機用の800番台と試作機用の900番台があるため799号機の次は1001号機となっている。また、DD51形800番台も100両以上製造され899号機の次は1801号機とされている。〕。
ただし、諸事情により本来別形式とすべきものが番台区分で整理されたり、その逆のケース、また、大幅な仕様変更が行われたり、全く別物に改造されたとしても、改形式や番台区分はおろか改番すら行われないケースもあり、番台区分が行われる基準に明確なものはない。
改番(付番)の手法についても、元番号に決まった千・百・十単位の数を足すことで仕様の違いを表す方法と、末尾0または1から番号を詰めて付番する方法がある。前者の方法は、あらかじめ仕様の変更が想定されているケースや、ある区分の全車が仕様変更の対象となっているケースなどに採られる場合が多く、元番号が容易に類推できるという長所があるが、欠番が生じやすいという短所がある。後者の方法では、欠番が生じにくいという長所があるのに対し、改番を伴う場合は、当初の製造順と無関係に新番号が付されることがあり、新旧の順番が番号の大小と一致しない(製造時期の新しいものが古いものより若番になるなど)という事態が生じる可能性があるという短所がある。いずれの方法も一長一短であり、どちらの方法を採るかについても、明確な基準があるわけではなく、同一形式中に両者が混在するケースもある。
日本の鉄道開業に際しては、イギリスの5社から10両の蒸気機関車が輸入されたが、これらに当初、形式は与えられず、1から10までの連番が与えられた。その後、東西に分かれて配置された機関車を奇数偶数に区分して付番されたりもしたが、形態の異なるものについても奇数または偶数の連番が付され、形式ごとに番号を分けることはなかった。しかし、形式数が多くなったり、同形式が数次にわたって増備されるようになると、同形式であっても番号が飛び飛びになったりして、両数の把握などに不便を生じるようになった。形式によって番号を区分する考え方は、1898年の鉄道作業局発足に伴ってアプト式機関車を500から、車軸配置2-4-2のタンク機関車を800からの連番に改番したのを嚆矢とする。その後、私鉄の国有化を受けて、1909年に実施された鉄道院の車両称号規程では、車両の形式の末尾を原則として0または5とし、その番号からオフセットして付番された。この方式は、番台区分の考え方を取り入れたものといえる。
貨車でも番台が区分されている場合があるが、国鉄時代に製造された車両は形式番号と製造番号が一体となった番号になっているため、番台の区分の仕方が他の車種と多少異なっている。例えば、改造方法によって形式数字の上位や下位に番台を区分する数字がつけられており、番台も形式番号を含めて呼ばれる〔コキフ50000形59000番台(コキフ10000形からの改造車)、ワム80000形280000番台(ワム80000形の走行性能改善車)など。〕ことが多い。また、番台区分された車両の塗色を変更して見た目でも番台区分がわかるようにしている場合もある〔コキ50000形250000番台(100km/h対応車・淡緑色)・350000番台(110km/h対応車・黄柑色)、ワム80000形380000番台(コロ軸受改造車・コンテナブルー)・480000番台(木材チップ輸送用改造車・ワインレッド)・580000番台(鮮魚輸送用・白)など。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「番台区分」の詳細全文を読む




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