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番鍛冶(ばんかじ)は、鎌倉時代、後鳥羽院の命により、1か月交替で院に勤番した刀工である。「御」という敬称をつけて「御番鍛冶」(ごばんかじ)とも称される。 ==概要== 後鳥羽院は刀剣の製作を好んだ。院は京都粟田口久国、備前国信房にその業を授けられた。承元2年、諸国から刀工12人を召して、水無瀬において毎月、刀を作らせた(12人の番鍛冶)。すなわち、 * 正月 - 備前国則宗 * 2月 - 備中国貞次 * 3月 - 備前国延房 * 4月 - 粟田口国安 * 5月 - 備中国恒次 * 6月 - 粟田口国友 * 7月 - 備前国宗吉 * 8月 - 備中国次家 * 9月 - 備前国助宗 * 10月 - 備前国行国 * 11月 - 備前国助成 * 12月 - 備前国助延 である。 このほかに、24人の刀工を召して毎月刀を作らせた(24人の番鍛冶)。すなわち、 * 正月 - 備前国包道、粟田口国友 * 2月 - 備前国師実、備前国長助 * 3月 - 大和国重弘、備前国行国 * 4月 - 備前国近房、豊後国行平 * 5月 - 備前国包近、備前国真房 * 6月 - 備前国則次、備前国吉房 * 7月 - 備前国包末、伯耆国宗隆 * 8月 - 備前国章実、備前国実経 * 9月 - 備前国包末、備前国信房 * 10月 - 備前国朝忠、美作国実経 * 11月 - 備前国包助、備前国則宗 * 12月 - 備中国則真、備前国是助 である。 承久2年、後鳥羽院が隠岐にうつると、北条義時は執権の職を継ぐに際して、次の6人の番鍛冶を献じた(隠岐国の番鍛冶)。すなわち、 * 正月〜2月 - 粟田口則次 * 3月〜4月 - 粟田口景国 * 5月〜6月 - 粟田口国綱 * 7月〜8月 - 備前国宗吉 * 9月〜10月 - 備前国信正 * 11月〜12月 - 備前国助則 である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「番鍛冶」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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