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作者付(さくしゃづけ)とは、猿楽の曲目に関して、各作品の作者が誰であるかを列記した書物である。室町時代から江戸時代にかけて作られた数種がよく知られる。本項では、主要ないくつかの作者付の内容についても述べる。 == 概要 == 現在知られている中で最も古い作者付は、世阿弥の著作中にある記事である。例えば『申楽談儀』では、 :八幡 相生 養老 老松 塩釜 蟻通 箱崎 鵜の羽 盲打 松風村雨 百万 檜垣の女 薩摩の守 実盛 頼政 清常 敦盛 高野 逢坂 恋の重荷 佐野の船橋 泰山府君 是、以上、世子作。 :小町 自然居士 四位の少将 以上、観阿作。 :静 通盛 丹後物狂 以上、井阿作。 :浮舟 是は素人横越元久といふ人の作。節は世子付く。 :是、新作の本に出だされたる能也。三道に有といへ共、作者を付く。 :又、鵜飼・柏崎などは、榎並の左衛門五郎作也。〔世阿弥 禅竹『世子六十以後申楽談儀』〕 と、約30番の能についてその作者が記されている。 室町時代後期には『能本作者註文』・『自家伝抄』などが成立し、江戸時代に入ると各家の所伝からなる作者付が幕府に提出された。また江戸時代中期の観世大夫元章は、これら先行する作者付を元に『二百十番謡目録』を執筆している。 作者付には多数の能本の作者がひとまとめに明記されており、能作者の考定においては大変重要な資料となる。しかしながら、各作者付ごとにその信頼度はまちまちであり、その成立背景などを考慮に入れつつ、慎重に取り扱わねばならない〔岩波講座 能・狂言 Ⅲ 能の作者と作品〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「作者付」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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