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異節目 : ミニ英和和英辞書
異節目[い]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [い]
 (pref) different
: [せつ, ぶし]
  1. (n-suf) tune 2. tone 3. knot 4. knob 5. point
節目 : [ふしめ]
 【名詞】 1. a knot 2. a turning point 
: [め, もく]
 【名詞】 1. (1) item 2. division 3. class 4. (2) piece (in Go)

異節目 ( リダイレクト:異節上目 ) : ウィキペディア日本語版
異節上目[いせつじょうもく]

異節上目(いせつじょうもく、Xenarthra)は哺乳綱獣亜綱真獣下綱(正獣下綱 / 有胎盤類)の1上目異節類(いせつるい)。現生正獣類の4つの単系統群の1つである。
==進化史==
異節類の起源は約1億300万年前の中生代白亜紀前期にさかのぼる。この時代、パンゲア大陸が分裂し、次いでゴンドワナ大陸も東西に分裂した。その際に南アメリカ大陸が誕生しているが、その時南アメリカ大陸に生息していた真獣類が異節類の祖とされる。その後、K-T境界を生き延びた哺乳類は、大量絶滅によって出来た生態系の空白に進出し、適応放散を開始する。同時期に異節類と共に南アメリカ大陸に生息していた哺乳類は、白亜紀後期に北アメリカ大陸から渡ってきた有袋類及び祖先的な有蹄類、「顆節目」であった。
第三紀の間に異節類は大まかに二つの系統に別れている〔『絶滅哺乳類図鑑』237頁〕。装甲で身を固めた被甲目と、ナマケモノアリクイなどの有毛目である。被甲目アルマジロ科新生代暁新世から化石記録が知られている〔。また、その姉妹群のグリプトドン科始新世に現れている。一方、有毛目はやや遅れて漸新世にナマケモノ、中新世にアリクイが現れている。被甲目は装甲を発達させたグループであるが、特にグリプトドン科は重装甲であった。こうした適応は、おそらくボルヒエナティラコスミルスのような有袋類の捕食者に対抗するためであろうと推測される〔『哺乳類の進化』71頁〕。このグループは中新世までは比較的小型であったが、それ以降の時代に著しい大型化を見せている。パナマ地峡が形成され、北アメリカ大陸から多数の真獣類が南下してきた時代であるが、これらと十分に対抗出来たグループであると言える〔『哺乳類の進化』72頁〕。多くの南アメリカ特有の哺乳類が数を減らしていく中、グリプトドン科はアルマジロ科、オポッサムなどとともに、北アメリカへの進出も果たしている。かれらは更新世、地球の寒冷化とともに衰退、絶滅した。もう一方のアルマジロ科も比較的成功したグループである。現在20ほどのが存在しており〔、北アメリカ大陸においても現在進行形で分布を広げつつある。
一方の有毛目も、さらに二つの系統に分けられる。ナマケモノ亜目(食葉亜目)とアリクイ亜目(虫舌亜目)である〔『絶滅哺乳類図鑑』241頁〕。ナマケモノ亜目には現生の樹上性のものと、絶滅した大型の地上性のものが存在する。地上性のものは漸新世後期から更新世後期に繁栄し、80を超える多様なが存在した。このグループは更新世末に絶滅しているが、パタゴニアにおいて、ヒトが食べたと思しきミロドンの骨が出土している〔『絶滅巨大獣の百科』135頁〕。これは、地上性ナマケモノの絶滅に、ヒトが関わっていた可能性を示唆している〔〔。一方、樹上性ナマケモノは、やや系統の離れた二つのグループが残存しているが、これらの進化を示す化石記録は残っていない〔。しかし近年、分子系統学の手法によって解析が行なわれた結果、この二つの樹上性ナマケモノは、各々別系統の地上性ナマケモノと近縁であったことが明らかになった〔『動物の起源と進化』32、35頁〕。これは、地上性のナマケモノが祖先形であり、樹上性のものは各々別個に進化してきたということを示している。
有毛目のもう一つのグループであるアリクイ科は、現在2科4種が生息している。このグループは化石記録が乏しく、祖先及び進化の詳細について、わかっていることは少ない〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「異節上目」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Xenarthra 」があります。




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